z/OSMF の概要

IBM® z/OS® Management Facility (z/OSMF) は、タスク指向のシステム管理機能 (ユーザー支援機能が組み込まれた Web ブラウザー・ベースのユーザー・インターフェース) を備えているため、日常の業務やメインフレーム z/OS システムの管理が容易になります。従来の作業の一部を簡素化し、その他の作業を自動化することによって、z/OSMF は、z/OS システム管理のいくつかの領域の単純化に役立つことができます。

図 1. z/OSMF の紹介: 「Welcome」ページ
このイメージは、ユーザーがログインする前に表示される z/OSMF の「Welcome」ページを示しています。

z/OSMF は、z/OS システムのさまざまなアスペクトを、Web ブラウザー・インターフェースを使用して管理するフレームワークを提供します。

z/OSMF は、以下の作業の単一制御点を提供します。
  • システムの動作に影響するポリシーの表示、定義、および更新
  • 企業内にあるシステムのパフォーマンスのモニター
  • z/OS で実行されるソフトウェアの管理
  • 問題データ管理作業の実行
  • z/OS 管理ツールの統合

z/OSMF を使用すると、Web ブラウザーを 使用して z/OS システムと通信できるので、 どこからでも z/OS システムにアクセスし、管理することができます。複数のユーザーが、別のコンピューター、別のブラウザー、あるいは同じブラウザーの複数のインスタンスを使用して、z/OSMF にログインできます。

この章では、z/OSMF の主要機能、 アーキテクチャー、および機構の概要について説明します。 これ以降の章では、構成、管理、およびトラブルシューティングについて詳しく説明します。使用法の情報については、z/OSMF オンライン・ヘルプを参照してください。