非 TSO/E の環境における TSO/E サービスのサポート
アプリケーションは、TSO/E 環境サービスを使用することによって、TSO/E セッションを開始しなくても、TSO/E サービスのサブセットや無許可コマンドを使用できます。これにより、 端末監視プログラム (TMP) IKJEFT01 の下で実行されないアプリケーションが サポートされることになります。また、TMP 外から TSO/E サービスに アクセスできるトランザクション・プログラムを作成することもできます。
プログラムは、TSO/E 端末監視プログラム (TMP) を使用する代わりに 、TSO/E 環境サービスを使用して、TSO/E 環境を構築し、初期設定できます。この環境は、初期設定済み TSO/E 制御ブロック、 初期設定済み入出力スタック、およびバックグラウンド処理を示す設定値からなります。前に REXX 言語処理プログラム環境がなかった場合は、REXX 言語処理プログラム環境も初期設定されることになります。
TSO/E 環境サービスには、TSO/E の一部の機能に必要な内部タスク構造に起因する制約があります。これらの内部タスク構造は、TMP なしでは作成できません。サポートされない コマンドおよび命令には以下のものがあります。
- 許可コマンド
- FIB (フォアグラウンドで開始されるバックグラウンド) コマンド
- TEST コマンド
- CONSOLE コマンド
- アテンション処理
- セッション・マネージャー命令 (SMCOPY を除く)
- ALLOCATE コマンド (ALTFILE キーワードを使用するもの)
TSO/E 環境サービスの使用法に関する完全な情報については、「z/OS TSO/E Programming Services」 を参照してください。