メッセージとコード
問題発生の可能性を示す最初の情報は多くの場合、システム・メッセージ によって提供されます。TSO/E のコンポーネントは、処理中に、ユーザーの端末、 オペレーター・コンソール、および、 バックグラウンド・ジョブからの出力にメッセージを出します。TSO/E MVSSERV コマンドは、トレース・データ・セットに対してメッセージを出すこともできます。
メッセージを出したコンポーネントは、メッセージの前につく
メッセージ ID (メッセージ ID) の先頭の 3 文字で識別できます。メッセージおよび考えられる応答処置の説明については、「z/OS TSO/E メッセージ」 を参照してください。
一部の端末メッセージのオンライン・ヘルプ情報を入手することもできます。それには、
次の例に示すように、メッセージ ID を指定して HELP コマンドを発行します。
HELP command name MSGID (message ID)
ときには、エラー・メッセージに異常終了コードと理由コードが付いている場合があります。これらのコードは、 異常終了ダンプの要約部分でも示されます。異常終了とは、 プログラムのコンポーネントが異常に終了することです。Sxxx は、システム・エラーによって生じる システム異常終了コードを表し ます。また、Uxxxx は、 ユーザー・プログラムまたは処理によって生じる ユーザーの異常終了コードを表します。異常終了コードの後には、4 桁の理由コードが 続いて表示されます。これらのコードの説明については、「z/OS MVS システム・コード」 を参照してください。