CLIST プログラム言語
CLIST 言語は高水準対話式言語であり、この言語を使うことによって、TSO/E でより効果的に作業を行うことができます。CLIST と呼ばれる プログラムを作成して、定型的なあるいは複雑なプログラミング作業を TSO/E で実行できます。
ほとんどの基本 CLIST は TSO/E コマンドのリストになっているので、CLIST と いう用語はコマンド・リスト の略です。このような CLIST を実行すると、CLIST はコマンドを順番に 出します。CLIST は、一連のフルスクリーン・パネルを表示したり、 他の言語で作成したアプリケーションに対するインターフェースを提供するといった、より複雑な仕事も実行できます。
CLIST 言語には、多岐にわたるプログラミング機能があります。 その機能には以下のものがあります。
- CLIST ステートメント。このステートメントによって、 構造化プログラムの作成、入出力の実行、変数の定義と変更、 およびエラーとアテンション割り込みの取り扱いを実行できます。
- 数値データを処理する算術論理演算子。
- 文字データを処理するストリング処理機能。
CLIST 言語は解釈言語なので、作成とテストが 簡単であり、コンパイルやリンク編集の必要は ありません。CLIST をテストするには、それを実行し、エラーを訂正してから、再実行するだけですみます。
CLIST の作成、テスト、および実行に関する完全な情報については、「z/OS TSO/E CLIST」 を参照してください。