動的トンネル (-y) 基本オプション

-y 基本オプションは、特定の TCP/IP スタックに対する動的トンネルを表示して管理するために使用されます。LocalDynVpnRule の名前が定義されている動的トンネルは、その LocalDynVpnRule の名前を参照することにより活動化、非活動化、リフレッシュ、および表示することができます。動的トンネルがアクティブの場合、このトンネルはトンネル ID を持っていて、このトンネル ID は動的トンネルを表示、非活動化、およびリフレッシュするための選択基準として使用できます。動的トンネルは、表示のためにその関連した IpDynVpnAction の名前で参照することもできます。

動的トンネルは、スタックと IKE デーモン内にも表示があるため、-b オプションで制御される 2 バージョンの display コマンドがあります。-b が指定されると、動的トンネルのデータは IKE デーモンからレポートされます。それ以外の場合は、動的トンネルのデータはスタックからレポートされます。すべての動的トンネルで、一部のレポート・データはスタックの表示に固有であり、一部のレポート・データは IKE デーモンの表示に固有であり、一部のレポート・データは共通です。一般に、特定トンネルのそれぞれの表示からの共通データは一致しなければなりません。ただし、時間的な考慮により、特定のトンネルの共通データは、スタック・レポートと IKE デーモン・レポート間で完全には一致しない場合があります。

パラメーターの説明については、z/OS UNIX ipsec コマンドの動的トンネル (-y) オプションを参照してください。