VARY TCPIP コマンド

MVS™ オペレーター・コンソールで VARY TCPIP コマンドを使用すると、サポート対象コマンドのヘルプを表示したり、コマンドに指定された開始済みプロシージャー名に対応するアドレス・スペースの一部の機能を制御したりできます。このコマンドの省略形は V です。

次に示すのは、VARY コマンドの一般形式です。

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>>-Vary --TCPIP--,--+----------+--,--parameter-----------------><
                    '-procname-'                 

procname
サーバーまたはアドレス・スペースを開始するために使用したプロシージャー・ライブラリー内のメンバーの名前。このコマンドを 1 つの TCP/IP スタック・アドレス・スペースに送信し、現在アクティブな TCP/IP スタックが 1 つしかない場合は、procname パラメーターを省略することができます。
parameter
サーバーに有効な任意のパラメーター。

以下のサーバーまたはアドレス・スペースは、MVS VARY TCPIP コマンドをサポートします。すべてのサーバーが同じパラメーターをサポートするわけではありません。サポートされるパラメーターの詳細については、表 1 を参照してください。

表 1. MVS VARY TCPIP コマンドをサポートするサーバーまたはアドレス・スペース
サーバーまたはアドレス・スペース メイン・パラメーター 追加情報
TCP/IP アドレス・スペース DATTRACE、 DROP、 変更の始まりEXPORTPROF、 変更の終わりOBEYFILE、 OSAENTA、 PKTTRACE、 PURGECACHE、 SMCAT、 START、 STOP、 SYNTAXCHECK、 SYSPLEX VARY コマンド: TCP/IP アドレス・スペースを参照
TN3270E Telnet サーバー・アドレス・スペース HELP、OBEYFILE、 TELNET、LUNS VARY コマンド: TN3270E Telnet サーバー・アドレス・スペースを参照