SNMP 汎用トラップ・タイプ

表 1 は、SNMP が受信できる汎用トラップ・タイプをリストしたものです。

表 1. 汎用トラップ・タイプ
タイプ 説明
0 coldStart coldStart トラップは、エージェントの構成またはプロトコル・エンティティーの実装を変更できるようにするために、送信プロトコル・エンティティーがそれ自体を再初期化することを意味します。
1 warmStart warmStart トラップは、エージェントの構成も プロトコル・エンティティーの実装もいずれも変更できないようにするために、 送信プロトコル・エンティティーがそれ自体を再初期化することを意味します。
2 linkDown linkDown トラップは、送信プロトコル・エンティティーが、エージェントの構成で示されている通信リンクの 1 つで、障害を認識することを意味します。

タイプ linkDown の Trap-PDU には、その変数バインドの最初のエレメントとして、影響を受ける インターフェースの ifIndex インスタンスの名前と値が含まれています。

3 linkUp linkUp トラップは、送信プロトコル・エンティティーが、エージェントの構成で示されている通信リンクの 1 つが立ち上がったことを認識することを意味します。

タイプ linkUp の Trap-PDU には、その変数バインドの最初のエレメントとして、影響を受ける インターフェースの ifIndex インスタンスの名前と値が含まれています。

4 authenticationFailure authenticationFailure トラップは、 送信プロトコル・エンティティーが、適切に認証されていないプロトコル・メッセージの 宛先であることを意味します。
5 egpNeighborLoss egpNeighborLoss トラップは、送信プロトコル・エンティティー が EGP ピアであった EGP 近隣が、ダウンのマークを付けられ、ピア関係がもはや存在しなくなった ことを意味します。

egpNeighborLoss の Trap-PDU には、その変数バインドの最初のエレメント として、影響を受ける近隣の egpNeighAddr インスタンスの名前と値が含まれています。

6 enterpriseSpecific enterpriseSpecific トラップは、送信プロトコル・エンティティーが、何らかのエンタープライズ特定のイベントが発生したと認識することを示します。specific-trap フィールドは、発生した特定のトラップを確認します。