スキャン要約 (-N) レポート
このレポートは、trmdstat コマンドで -N オプションを指定した場合に表示されます。これは、スキャン・イベントの要約を表示するものです。このレポートに示される情報は、EZZ8643I タイプの SYSLOG メッセージから得られたものです。この情報は、送信元 IP アドレスでソートされます。
> trmdstat -N /tmp/tstlog.log
trmdstat for z/OS CS V2R2 Fri Nov 25 08:34:49 2011
Command Entered : trmdstat -N /tmp/tstlog.log
Log Time Interval : Jul 19 10:41:39 - Jul 23 12:54:15
Stack Time Interval : Jul 19 10:41:39 - Jul 23 16:54:06
TRM Records Scanned : 128
SCAN Summary
Source IP Address Scans Suspicion Level
Fast Slow Very Possibly Normal
--------------------------------------------- ---------- ---------- ---------- ---------- ----------
192.168.16.48 1 1 8 10 22
2001:db8:0:a:209:6bff:fee9:65dd 3 2 6 11 6
2001:db8:11:16::44 1 1 10 35 19
2001:db8:11:16:202:55ff:fe31:148c 1 1 15 0 11
以下では、スキャン要約レポートの各部分について説明します。
- Source IP Address
- スキャン検出のトリガーとなった送信元ホストの IP アドレスを示します。
- Fast Scans
- 検出された高速スキャンの数を示します。
- Slow Scans
- 検出された低速スキャンの数を示します。
- Suspicion Level
- スキャン検出に寄与するパケット数について、疑わしいレベルごとに示します。
制約事項: 送信元 IP アドレスのスキャンを検出した場合、 現行の高速スキャン間隔中にその送信元 IP から受信した追加の疑わしいパケットは、 これらの疑わしいパケットのカウントには反映されません。
- Very
- スキャン検出の原因となったパケットのうち、疑わしさが「非常に疑わしい」レベルのパケット数を示します。
- Possible
- スキャン検出の原因となったパケットのうち、疑わしさが「少し疑わしい」レベルのパケット数を示します。
- 通常
- スキャン検出の原因となったパケットのうち、疑わしさが「通常」レベルのパケット数を示します。