z/OS UNIX nsupdate コマンドの使用

nsupdate を使用すると、RFC 2136 (DNS 9 の場合) で ネーム・サーバーに対して定義されているように、ホスト・レコードでの DNS 更新操作を作成し、 実行することができます。これによって、人手によりゾーン・ファイルを編集しなくても、リソース・レコードをゾーンに追加したり削除することができます。一回の更新要求で、複数のリソース・レコードの追加または削除が可能です。

規則:
  • nsupdate または DHCP サーバーによって動的制御の対象になっているゾーンは手動で編集しないでください。 人手によって編集すると、動的な更新とは矛盾を生じ、データ脱落の原因となる恐れがあります。
  • nsupdate コマンドを使用して、自動ドメイン名登録 (ADNR) アプリケーションで管理される DNS ゾーンを更新しないでください。 詳しくは、「z/OS Communications Server: IP 構成ガイド」の『ADNR 管理ゾーンへの更新』に関する情報を参照してください。

nsupdate コマンドは、IPv4 および IPv6 接続の両方で使用できます。

nsupdate を用いて動的に追加したり削除する BIND 9 を使用する nsupdate のリソース・レコードは、同じゾーンにある必要があります。要求は、ゾーンのマスター・サーバーに送信されます。 このことは、ゾーンの SOA レコードの MNAME フィールドが確認します。

nsupdate サブコマンドがファイルにスタックされており、そのファイル名がコマンド行の最後の引数 として指定されている場合に、バッチ・モードはサポートされます。
nsupdate /tmp/update.zone
ファイル名が、-d オプションの直後に続かないようにする必要があります。
BIND 9 DNS は、z/OS® アプリケーションの検索順序を使用して、TCPIP.DATA ステートメント を検出します。See the 詳しくは、z/OS Communications Server: IP 構成ガイドを参照してください。これは、 リゾルバー構成ファイルから次のディレクティブを使用します。
  1. nameserver/nsinteraddr
  2. options ndots:n
  3. search domain/domainorigin