onslookup/nslookup (コマンド・モード): コマンド・モードでのネーム・サーバーの照会

コマンド (非対話式) モードを使用して、ホストまたはドメインの名前と要求する情報だけを印刷します。onslookup コマンドのコマンド・モード入力は、1 つの照会を指定するために使用します。

コマンド・モードの照会は、検索するホストの名前または IP アドレスが最初の引数として与えられたときに呼び出されます。オプションの 2 番目の引数は、ネーム・サーバーのホスト名またはアドレスを指定します。

注:
  1. nslookup コマンドは、z/OS UNIX シェルにおける onslookup コマンドの同義語です。nslookup のコマンド構文は、onslookup コマンドのものと同じです。
  2. onslookup help コマンドは、対話モードでのみ機能します。

形式:

構文図を読む構文図をスキップする
>>-onslookup--+-----------------+--+-name----+------------------>
              | .-------------. |  '-address-'   
              | V             | |                
              '---| -Option |-+-'                

>--+----------------+------------------------------------------><
   +-server_name----+   
   '-server_address-'   

パラメーター:

-Option
onslookup オプションの説明については、onslookup オプションを参照してください。
name
現行の照会タイプの名前ついて、ネーム・サーバーに照会します。通常、この名前はホスト名を 表しています。
address
アドレスのコンポーネントを反転し、ネーム・サーバーに対するポインター型 (PTR) 照会を生成して、in-addr.arpa ドメインのアドレスをドメイン・ネームにマッピングします。
server_name
デフォルトのネーム・サーバーに対して、server_name を IP アドレスにマップするように指示してから、そのアドレスにあるネーム・サーバーを使用します。この引数はオプションです。デフォルトは、onslookup の構成で説明した検索順序により検出されたデフォルトの ネーム・サーバーです。この名前は、IPv4 アドレスに解決される名前であっても、IPv6 アドレスに解決される名前であっても構いません。
server_address
デフォルトのネーム・サーバー以外の、照会するネーム・サーバーの IP アドレスを指定します。 このアドレスの照会は、最初にデフォルトのネーム・サーバーに対して行われ、IP アドレスがサーバー のドメイン・ネームにマップされます。この引数はオプションです。デフォルト値は、onslookup の構成で説明している検索順序に従って検出されたデフォルトのネーム・サーバーです。このアドレスは、IPv4 であっても、IPv6 アドレスであっても構いません。

使用法:

パラメーター値とドメイン・ネームには、大文字小文字の区別はありません。

コンテキスト:

オプションが引数の前にあり、先頭にハイフンが付いている場合は、コマンド行でもオプションを 指定することができます。例えば、デフォルトの照会タイプをホスト情報に、初期タイムアウトを 10 秒に変更するには、 次のように入力します。
nslookup -query=hinfo  -timeout=10
オプションのリストを表示するには、コマンド行から次のように入力します。
onslookup -h

onslookup オプションの全リストと説明については、onslookup オプションを参照してください。