グローバルな TCP 停止の要約 (-G) レポート
このレポートは、trmdstat コマンドで -G オプションを指定した場合に表示されます。これは、グローバルな TCP 停止イベントの要約を表示します。 このレポートに示される情報は、EZZ8671I、 EZZ8672I、EZZ8673I、および EZZ8674I タイプの SYSLOG メッセージから得られたものです。Connections Reset セクションおよび Connections Would Have Been Reset セクションでは、情報はリモート IP アドレスでソートされます。
>trmdstat -G /tmp/tstlog.log
trmdstat for z/OS CS V2R2 Fri Nov 25 13:16:37 2011
Command Entered : trmdstat -G /tmp/tstlog.log
Log Time Interval : Oct 29 18:02:33 - Oct 29 18:53:33
Stack Time Interval : Oct 29 18:02:19 - Oct 29 18:53:21
TRM Records Scanned : 504
Global TCP Stall Summary
Global TCP Stall Entered: 1
Global TCP Stall Exited: 1
Global TCP Stall Duration: 2920
Connections Reset
No records to display
Connections Would Have Been Reset
Remote IP Address Count
--------------------------------------- ----------
10.11.2.1 126
10.12.2.1 125
2001:db8:10::11:2:1 126
2001:db8:10::12:2:1 125
以下では、グローバルな TCP 停止の要約レポートの各部分について説明します。
- Global TCP Stall Entered
- グローバルな TCP 停止の開始状態が検出された回数。
- Global TCP Stall Exited
- グローバルな TCP 停止の終了状態が検出された回数。
- Global TCP Stall Duration
- 終了したグローバルな TCP 停止状態の累積期間 (秒数)。TCP/IP スタックでグローバルな TCP 停止が一度でも終了した場合、Global TCP Stall Duration は非ゼロです。
- リモート IP アドレス
- 1 つ以上の停止された TCP 接続のリモート IP アドレス。
- Count
- グローバルな TCP 停止状態の原因となったリモート IP アドレスを持つ、停止された TCP 接続の数。グローバルな TCP 停止のアタック・タイプに対する侵入検知サービス (IDS) ポリシーでリセット・アクションが要求されている場合、グローバルな TCP 停止状態が検出されると、接続がリセットされます。
- messages suppressed
- 抑止されたアタック・メッセージの数、アタック・タイプ、および日時。このデータは、EZZ9327I メッセージから得られます。詳しい説明は、trmdstat レポートの一般概念を参照してください。