DIG 内部状態情報

DIG の内部状態情報によって、ネーム・サーバー照会の操作と結果が決まります。 優先順に示されている以下の方法を使用して、DIG の内部状態情報を構成することができます。
  1. TCP⁄IP クライアント・プログラム構成データ・セット TCPIP.DATA
  2. DIG 始動データ・セットの user_id.DIG.ENV
  3. コマンド行またはバッチ・データ・セットの照会オプション

user_id.DIG.ENV データ・セットには、照会オプションのデフォルトのリスト が含まれています。このリストは、DIG が呼び出されるときに、user_id.DIG.ENV データ・セットから 初期化されます。user_id.DIG.ENV にあるデフォルト値は、コマンド行の照会フラグによってオーバーライド されない限り、すべての照会で使用されます。デフォルトは、バッチ・データ・セット行で -envset フラグを使用する ことによって、バッチ実行時にリセットすることができます。

user_id.DIG.ENV データ・セットは、-envset オプションを使用して作成され、 更新されます。これによって、コマンド行の照会オプションを構文解析した後で、現行のデフォルトが データ・セットに書き出されます。コマンド行で指定された -envset オプションと既存のデフォルト値は、 今後、DIG を呼び出すときのデフォルト環境として、user_id.DIG.ENV データ・セット に保管されます。バッチ照会の際に環境が更新される場合は、user_id.DIG.ENV データ・セットは 再読み取りされず、-envset フラグはバッチ・データ・セットの後続の照会に対しては 効果はありません。user_id.DIG.ENV データ・セットは、非テキスト形式で書き込まれるため、 表示や編集はできません。