エンド・ノード

エンド・ノード (EN) とは、APPN ネットワークに参加するためにネットワーク・ノードのディレクトリー・サービスと経路選択サービスを使用する APPN ノードのことです。

VTAM® EN には、次の特徴があります。

EN は、ノードに定義されているリソースに通信サービスを実行します。 EN は、所有する LU のみにディレクトリーおよびセッション・サービス を実行します。

他のノードのディレクトリーおよび経路指定サービスについては、 エンド・ノードはネットワーク・ノード・サーバーのサービスを 利用します。 1 つのエンド・ノードは複数のネットワーク・ノードとリンクして 接続性と経路指定を確保できますが、ネットワーク・ノード・サーバーとして 同時に使用できるのは、どの時点においてもそのうちの 1 つのみです。 VTAM EN は、リソースを独自のネットワーク・ノード・サーバーのディレクトリー・サービス・データベースに登録することができます。VTAM エンド・ノードは検索の対象にならないため、これによってこの EN にあるリソースを他のノードから検索することができます。EN は、 セッションの中間経路指定は行いません。あくまでもセッションの起点または宛先となります。

データ・ホストも EN も、主としてアプリケーションを処理し、 それらに接続しているリソースにネットワーク・サービスを行うことはありません。 データ・ホストが APPN 接続で、サブエリア接続を必要としない場合、そのデータ・ホストを EN にマイグレーションすることができます。 (データ・ホストが サブエリア接続を必要とする場合は、そのデータ・ホストをマイグレーション中のデータ・ホストにマイグレーションすることができます。これについては マイグレーション中のデータ・ホストに説明があります。)