JCL ステートメント

表 1. MVS ジョブ制御言語 (JCL) ステートメント
ステートメント 名前 用途
// command JCL コマンド 入力ストリームを介して MVS™ システム・オペレーター・コマンドを入力します。コマンド・ステートメントは、主にオペレーターが使用します。JCL コマンド・ステートメントの代わりに、COMMAND ステートメントを 使用してください。
// COMMAND コマンド JCL を変換するときにシステムが出す MVS コマンドまたは JES コマンドを指定しま す。JCL コマンド・ステートメントの代わりに、COMMAND ステートメントを 使用してください。
//* comment コメント コメントを入れます。コメント・ステートメントは、主にプログラムとそのリソースに関する要件を文書化するときに 使用します。
// CNTL 制御 1 つまたは複数のプログラム制御ステートメントの始まりを示します。
// DD データ定義 データ・セットを識別し、記述します。
/* delimiter 入力ストリームに置かれたデータの末尾を示します。

注 : 区切り文字として任意の 2 文字を指定することができます。

// ENDCNTL 制御の終わり 1 つまたは複数のプログラム制御ステートメントの終わりを示します。
// EXEC 実行 ジョブ・ステップの始まりを示し、ステップに名前を割り当てます。このステップで実行するプログラム、カタログ式プロシージャー、またはストリーム内プロシージャーを識別します。
// EXPORT エクスポート 特定の JCL シンボルをジョブ・ステップ・プログラムで使用できるようにします。
// IF/THEN/ELSE/ENDIF

IF/THEN/ELSE/
ENDIF
ステートメント
構成

ジョブ内のジョブ・ステップの条件付き実行を指定します。
// INCLUDE 組み込み ジョブ・ストリームに組み込む JCL ステートメントが入っている 区分データ・セット (PDS) または拡張区分データ・セット (PDSE) のメンバーを 指定します。
// JCLLIB JCL ライブラリー システムが探索するライブラリーを識別します。
  • INCLUDE グループ
  • EXEC ステートメントで指定したプロシージャー
// JOB ジョブ ジョブの始まりを示します。そのジョブに名前を割り当てます。
// ヌル ジョブの終わりを示します。
// OUTPUT 出力 JCL ジョブ入力サブシステムが SYSOUT データ・セットを印刷するときに使用する 処理オプションを指定します。
// PEND プロシージャーの終わり ストリーム内プロシージャーまたはカタログ式プロシージャーの終わりを示します。
// PROC プロシージャー ストリーム内プロシージャーの始まりを示し、カタログ式プロシージャーの 始まりを示す場合もあります。プロシージャーで定義されているパラメーターに デフォルト値を割り当てます。
変更の始まり// SCHEDULE変更の終わり 変更の始まりスケジュール変更の終わり 変更の始まり関連付けられているジョブ・グループなどのジョブのスケジューリング属性、およびそのジョブを実行前に一時の間、保留する必要があるかどうかを指定します。変更の終わり
// SET セット JCL ステートメントの処理時に記号パラメーターを定義し、初期値を割り当てます。記号パラメーターに割り当てられた値を、変更または無効にします。
// XMIT 伝送 あるノードから別のノードに入力ストリーム・レコードを伝送します。