実アドレス・ロード (LRA) 命令

LRA 命令は、使用しているアドレッシング・モードによって異なる働きをします。 64 ビット・モードでは、LRA 命令は、64 ビットの実アドレスを 64 ビット GPR に保管します。 24 ビットと 31 ビットのモードでは、LRA 命令は、31 ビットの実アドレスを 32 ビット GPR に 保管します。 LRA 命令を使用して、24 ビットまたは 31 ビットのアドレッシング・モードで、2 ギガバイトより上に ある実ページ枠が裏付ける実アドレスの位置を獲得することはできません。 このような場合は、LRA の代わりに LRAG 命令を使用してください。LRA 命令 を出すプログラムは、指定した仮想記憶アドレスが 16 メガバイトより上の 中央ストレージで裏付けられている可能性がある場合は 31 ビット、 指定した仮想記憶アドレスが 2 ギガバイトより上の中央ストレージで 裏付けられている可能性がある場合は 64 ビットの結果を扱うように準備しておく必要があります。 LRA は、固定されているエリアに対してのみ出すようにしてください。 プログラムが LRA 命令を使用して、仮想アドレスが変換可能であり 実記憶の中にあるページの裏付けがあることを確認する場合 、TPROT 命令は LRA 命令の代わりに使用できます。