SMF レコード

RACF® は次の 3 タイプの SMF レコードを生成します。
タイプ 80
RACF プロセス時に生成される。
タイプ 81
RACF 初期設定および SETROPTS コマンドの完了時に生成される。
タイプ 83
RACF および z/OS® コンポーネントのプロセス時に生成される。

タイプ 83 レコードは、SETROPTS MLACTIVE が有効であり、RACF コマンド (ADDSD、ALTDSD、DELDSD) が実行されて、データ・セット・プロファイルの セキュリティー・ラベルを変更した場合に生成される。

非 RACF コンポーネントによって検出されたセキュリティー・イベント。

タイプ 80 およびタイプ 81 のレコードの最初の 18 バイトは、 サブタイプのない標準の SMF ヘッダーを表します。 タイプ 83 のレコードの最初の 24 バイトは、 サブタイプのある標準の SMF ヘッダーを表します。 SMF の使用法については、 「z/OS MVS システム管理機能 (SMF)」を参照してください。

RACF 報告書作成プログラムは、ソートのために、SMF レコード (タイプ 20、30、80、81 および 83) を 再形式設定し、その再形式設定されたレコードを、RACF 報告書を生成するモジュールへの入力として使用します。 再形式設定レコードには、再形式設定プロセス・レコードと再形式設定状況レコード という、2 つのタイプがあります。RACF 報告書作成出口 (ICHRSMFE) を使用して、 追加の報告書を作成したり、レコード選択基準を追加したりしたい場合には、 これらの再形式設定レコードのレイアウトに精通しておく必要があります。

表 1 に、各 RACROUTE の要求タイプおよび 対応する独立システム・マクロを示します。

ガイドライン: 独立したシステム・マクロよりも RACROUTE 要求を使用してください。

表 1. RACROUTE 要求タイプおよび対応する独立 RACF システム・マクロ.

これは、RACROUTE 要求タイプと、対応する独立 RACF システム・マクロを示しています

RACROUTE 要求タイプ 独立 RACF システム・マクロ
REQUEST=AUTH RACHECK
REQUEST=DEFINE RACDEF
REQUEST=EXTRACT RACXTRT
REQUEST=FASTAUTH FRACHECK
REQUEST=LIST RACLIST
REQUEST=STAT RACSTAT
REQUEST=VERIFY RACINIT
REQUEST=VERIFYX RACINIT