このトピックでは、RACF SMF データ・アンロード・ユーティリティーによって作成されるレコードについて 詳しく説明します。 このユーティリティーの出力は、ユーティリティーへの入力となる セキュリティーに関連する SMF データを表した一連のレコードです。 これらのレコードは、インストール時に選択した リレーショナル・データ管理プログラムへのエクスポートに 適した形式になっています。
場合によっては、入力 SMF レコードに、以下のセクションで紹介する、 出力レコード・マップが示すデータのすべてが含まれていないことがあります。 こういう場合は、IRRADU00 が、そのフィールドにブランクを埋めます。
RACF® コマンド用に作成された監査レコードに関して、コマンドからのアンロード・キーワードおよびオペランド (その名前が "_SPECIFIED"、"_IGNORED"、および "_FAILED" で終わるフィールドに入っている) の正確な順序と形式は、プログラミング・インターフェースの一部ではありません。
さらに、セグメント・フィールドを指定できる RACF コマンド (ADDUSER、 ALTUSER、ADDGROUP、ALTGROUP、ADDSD、ALTDSD、RDEFINE、および RALTER) の場合は、 その名前が "_IGNORED" および "_FAILED" で終わる SMF アンロード・フィールドに表示されるのは、RACF データベース の基本セグメントに対応するキーワードだけです。 RACF データベースの セグメント・フィールドに対応するキーワード (例えば、"TSO(ACCTNUM(1234))" または "SESSION(INTERVAL(20))") は、そのセグメント・キーワードがフィールド・レベル・アクセス検査により失敗した場合でも、その名前が "_SPECIFIED" で終わるフィールドに表示されます。