フィールド定義の形式

RACF® データベースのテンプレートには、プロファイルの中の各フィールドごとの定義が含まれています。

各フィールド定義には、次の形式で、フィールドに関する情報が含まれています。

フィールド名
(文字データ)

フィールド
ID

フラグ 1

フラグ 2

フィールド

10 進数

デフォルト

タイプ

フィールド名 文字データ
フィールド ID 参照番号。
フラグ 1 フィールド ビットがオンの場合、次の意味があります。
  ビット 0: フィールドは、反復グループのメンバーです。
  ビット 1: 定義は、組み合わせフィールドを説明しています。
  ビット 2: フィールドは、フラグ・バイトです。
  ビット 3: フィールドには、このフィールドに続く反復グループのメンバーのカウントが含 まれています。
  ビット 4: 定義は、次の項目に続く組み合わせフィールドについて説明しています。
  ビット 5: フィールド (例えば PASSWORD) は暗号化されています。
  ビット 6: フィールドは、昇順にソートされています。
  ビット 7: フィールドは、統計フィールドです。このフィールドの値は、フィールドに対して定義されたヌル値に等しい場合でも、常に保管されます。
フラグ 2 ビットがオンの場合、次の意味があります。
  ビット 0: このフィールドを変更すると、セキュリティーに影響があり、ACEE が VLF から除去され ることになります。
  ビット 1: フィールド長より小さい値が検索されると、フィールドの左側に 2 進ゼロが埋め込まれます。
  ビット 2: このフィールドは、3 バイトの日付フィールドを表します。
  ビット 3: このフィールドは、アプリケーション識別マッピングの別名です。
  ビット 4: このフィールドは、データベース・アンロード・ユーティリティー (IRRDBU00) によって アンロードされません。
  ビット 5: このフィールド内の別名は EBCDIC です。
  ビット 6 から 7 まで: 予約済み (IBM 用)
フィールド長 ICHEINTY または RACROUTE REQUEST=EXTRACT から戻されるフィールド長 (0 は可変長)。
デフォルト値 フィールドのデフォルト値。このフィールドがプロファイルにない場合、このバイトは、戻されたフィールドを介 してデフォルト値として伝搬されます。
タイプ 各フィールドのデータ・タイプ。この列では、文字は 'Char' として、整数は 'Int' として、2 進数は 'Bin' として表されます。'Date' および 'Time' というデータ・タイプの場合もあります。

単一フィールドを表す組み合わせフィールドのタイプは、その単一フィールドと同じです。複数フィールドを表す組み合わせフィールドと関連した「タイプ」は、ありません。