RACF® は、インストール先に IRRDCR00 モジュールを提供します。このモジュールは日付変換ルーチンで、 これによりプログラムが、20 世紀末を過ぎた日付を指定し識別することができるようになります。
このルーチンを使用することにより、インストール先またはベンダーの アプリケーションが RACF を呼び出して、3 バイトのパック 10 進日付を、4 バイトのパック 10 進日付に 変換することができます。3 バイトの日付は yydddF、4 バイトの日付は ccyydddF の形式です。 cc は、1971 年から 1999 年までは 00、2000 年から 2070 年までは 01 です。 3 バイト形式の場合、yy が 71 以上であれば、 変換ルーチンは 19yy 年と解釈し、yy が 71 未満であれば 20yy 年と解釈します。
このルーチンは、LPA 内に常駐します。 システムは、このルーチンのアドレスを RCVTDATP にロードし、RACF の初期設定中に、 フラグ・バイト RCVTMFLG のビット RCVTD4OK (X'08') を設定します。 ルーチンの呼び出し側は、RCVTDATP にあるアドレスを使用することができます。