pthread_tag_np() - スレッド・タグ・データの設定と照会

標準

標準/拡張機能 C/C++ 依存項目
z/OS®UNIX 両方  

形式

#define _OPEN_THREADS
#include <pthread.h>

int pthread_tag_np(const char *newtag, char *oldtag);

機能説明

pthread_tag_np() 関数は、呼び出しスレッドのタグ・データの内容の設定と照会を行う場合に使用されます。

サポートされるパラメーターは次のとおりです。
newtag
呼び出し元スレッドに設定される新規タグ・データを指定します。新規タグ・データの長さは 0 ~ 65 バイトの範囲である必要があります。長さがゼロ (NULL ストリング) の場合には、呼び出し元のスレッド・タグ・データがクリアされます。
oldtag
pthread_tag_np() が呼び出し元のスレッドの 旧 (現行) タグ・データを戻すストリングを指定します。タグ・データは、最大 66 バイト (後書き NULL を含む) とすることができます。

戻り値

正常に実行された場合、pthread_tag_np() は 0 を戻します。

正常に実行されなかった場合、pthread_tag_np() は -1 を戻して、errno を次のいずれかの 値に設定します。
エラー・コード
説明
EFAULT
次のエラーのいずれかが検出されました。
  • Newtag ストリングのすべてまたは一部が、呼び出し元によってアドレッシングできません。
  • Oldtag ストリングのすべてまたは一部が、呼び出し元によってアドレッシングできません。
EINVAL
Newtag ストリングの長さが、許容範囲 (0 ~ 65 バイト) 外です。
EMVSERR
MVS™ 環境エラーまたは内部エラーが発生しました。

関連情報