ualarm() - インターバル・タイマーの設定

標準

標準/拡張機能 C/C++ 依存項目

XPG4.2
Single Unix 標準バージョン 3

両方

POSIX(ON)

形式

#define _XOPEN_SOURCE_EXTENDED 1
#include <unistd.h>

useconds_t ualarm(useconds_t uscs, useconds_t intrval)

機能説明

ualarm() 関数によって、uscs 引数が指定した リアルタイムのマイクロ秒数が経過した後で、呼び出しプロセス用の SIGALRM シグナルが生成されることになります。intrval 引数が ゼロ以外のときには、intrval 引数が指定したマイクロ秒の 周期でタイムアウト通知が繰り返し行われます。通知シグナル、SIGALRM がキャッチされなかったか、無視された場合には、呼び出しプロセスは終了します。

ualarm() 関数は setitimer() に対する単純化された インターフェースで、ITIMER_REAL インターバル・タイマーを 使用します。

注: ualarm() 関数と usleep() 関数は、 Single UNIX Specification、バージョン 3 で obsolescence に移動されていて、 将来のバージョンで廃止される可能性があります。移植性の観点からは、setitimer()、timer_create()、timer_delete()、 timer_getoverrun()、timer_gettime()、または timer_settime() 関数が推奨されます。

戻り値

ualarm() は、前の ualarm()、alarm()、または setitimer(ITIMER_REAL) 呼び出しから残っているマイクロ秒数を戻します。

タイムアウトが保留されていない場合 には、ualarm() は 0 を戻します。

ualarm() 関数については、errno は 定義されていません。

関連情報