_SET_THLIIPADDR() - クライアントの IP アドレスの設定

標準

標準/拡張機能 C/C++ 依存項目
z/OS®UNIX 両方

形式

#include <sys/__ussos.h>

int _SET_THLIIPADDR(ln, ipaddr);

機能説明

_SET_THLIIPADDR() マクロは、デーモンがクライアントの IP アドレスを設定するための手段を提供します。

_SET_THLIIPADDR() は、以下の引数をとります。
ln
ipaddr で指定されている IP アドレスの長さ。IP アドレスの長さは、1 ~ 16 です。引数は、符号なし整数として指定されます。
ipaddr
IP アドレスへのポインター。

使用上の注意

_SET_THLIIPADDR() マクロは、セキュリティー関連の関数を実行する際の セキュリティー許可機能 (SAF) 出口のために、クライアントの IP アドレスを設定する手段を デーモンに提供することを目的としています。

制約事項

_SET_THLIIPADDR() が z/OSUNIX 環境の外側で発行されると、予測できない結果が起こります。

戻り値

クライアントの IP アドレスが設定されている場合、_SET_THLIIPADDR() はゼロ以外の値を戻します。

_SET_THLIIPADDR() は 0 を戻します。次のような場合は、クライアントの IP アドレスを設定しません。
  • z/OSUNIX の基本レベルが OS/390 R5 ではない。
  • IP アドレスの設定値がサポートされない。
  • IP アドレスの長さが 1 より小さいか、または 16 より大きい。

関連情報