__server_classify() - 分類域フィールドの設定

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標準/拡張機能 C/C++ 依存項目
z/OS®UNIX 両方  

形式

#include <sys/server.h>

int __server_classify(server_classify_t handle,
                      server_classify_field_t field,
                      const char *value);

機能説明

__server_classify() 関数は、分類データ域のフィールドを設定します。 __server_classify_create() 関数を呼び出すことにより、「分類データ域」が作成および初期化されます。この「分類データ域」は、__server_pwu() 関数でワークロード・マネージャー (WLM) とのインターフェースをとるために使用されます。

handle 引数は、前回の __server_classify_create() 関数の呼び出し時 に作成された「分類データ域」です。

field 引数には、以下の値のいずれか 1 つを指定しなければなりま せん。

_SERVER_CLASSIFY_ACCTINFO
アカウンティング情報を設定します。これを指定すると、値には、作成する作業単位のアカウント情報を含んでいる、最大で 143 文字の NULL 終了文字ストリングが入ります。
_SERVER_CLASSIFY_COLLECTION
関連パッケージのグループに対応するカスタマー定義の名前を設定します。これを指定すると、値には、作成する作業単位に関連した集合名を含んでいる、最大で 18 文字の NULL 終了文字ストリングが入ります。
_SERVER_CLASSIFY_CONNECTION
作業単位を作成する環境に関連した名前を設定します。これを指定すると、値には、作業単位を作成する環境に関連した接続名を含んでいる、最大で 8 文字の NULL 終了文字ストリングが入ります。
_SERVER_CLASSIFY_CONNTKN
__ConnectWorkMgr() または __ConnectServerMgr() の呼び出しで戻された接続トークンを設定します。これを指定すると、値には、__ConnectWorkMgr() または __ConnectServerMgr() の呼び出し時に戻された接続トークンを表す整数値が入ります。
_SERVER_CLASSIFY_CORRELATION
作業単位を作成するユーザー / プログラムに関連した名前を設定します。これを指定すると、値に、作業単位を作成するユーザー / プログラムに関連した名前が含まれている、最大で 12 文字の NULL 終了文字ストリングが入ります。
_SERVER_CLASSIFY_LUNAME
要求元に関連したローカル LU 名を設定します。これを指定すると、値には、要求元に関連したローカル LU 名を含んでいる、最大で 8 文字の NULL 終了文字ストリングが入ります。
_SERVER_CLASSIFY_NETID
要求元に関連したネットワーク ID を設定します。これを指定すると、値には、要求元に関連したネットワーク ID 名を含んでいる、最大で 8 文字の NULL 終了文字ストリングが入ります。
_SERVER_CLASSIFY_PACKAGE
関連した SQL 文セットのパッケージ名を設定します。これを指定すると、値には、作成する作業単位に関連したパッケージ名を含んでいる、最大で 8 文字の NULL 終了文字ストリングが入ります。
_SERVER_CLASSIFY_PERFORM
作業単位に関連したパフォーマンス・グループ番号 (PGN) を設定します。これを指定すると、値には、作成する作業単位に関連した PGN を含 んでいる、最大 8 文字の NULL 終了文字ストリングが入ります。
_SERVER_CLASSIFY_PLAN
関連した SQL 文セットのアクセス・プラン名を設定します。これを指定すると、値には、作成する作業単位に関連したアクセス・プラン名を含んでいる、最大で 8 文字の NULL 終了文字ストリングが入ります。
_SERVER_CLASSIFY_PRCNAME
作業単位に関連した DB2® ストアード SQL プロシージャー名を設定します。これを指定すると、値には、作成する作業単位に関連した DB2 ストアード SQL プロシージャー名を含んでいる、最大で 18 文字の NULL 終了文字ストリングが入ります。
_SERVER_CLASSIFY_PRIORITY
作成する作業単位に関連した優先順位を設定します。これを指定すると、値には、作成する作業単位の優先順位を表す整数値 が設定されます。
_SERVER_CLASSIFY_RPTCLSNM@
作成する作業単位の出力レポート・クラス名を受信するための 8 文字バッファーへのポインターを設定します。これを指定すると、値には、作成する作業単位の出力レポート・クラス名を受信するための 8 文字バッファーへのポインターが設定されます。
_SERVER_CLASSIFY_SCHEDENV
スケジューリング環境情報を設定します。これを指定すると、値には、作業単位に関連したスケジューリング環境名を含んでいる、最大で 16 文字の NULL 終了文字ストリングが入ります。
_SERVER_CLASSIFY_SERVCLS@
作成する作業単位の出力サービス・クラス名を受信するための整数フィールドへのポインターを設定します。これを指定すると、値には、作成する作業単位の出力サービス・クラス名を受信するための整数フィールドへのポインターが設定されます。
_SERVER_CLASSIFY_SERVCLSNM@
作成する作業単位の出力サービス・クラス名を受信するための 8 文字バッファーへのポインターを設定します。これを指定すると、値には、作成する作業単位の出力サービス・クラス名を受信するための 8 文字バッファーへのポインターが設定されます。
_SERVER_CLASSIFY_SOURCELU
要求元に関連した、ソース LU 名を設定します。 これを指定すると、値には、要求元に関連したソース LU 名を含んでいる、最大で 17 文字の NULL 終了文字ストリングが入ります。
_SERVER_CLASSIFY_SUBCOLN
サブシステム集合名を設定します。これを指定すると、値には、作成する作業単位に関連したサブシステムパッケージ名を含んでいる、最大で 8 文字の NULL 終了文字ストリングが入ります。
_SERVER_CLASSIFY_SUBSYSTEM_PARM
トランザクション・サブシステム・パラメーターを設定します。 これを指定すると、__server_pwu() 呼び出しに使用されるサブシステム・パラメーターを含む、最大で 255 文字までの NULL 終了文字ストリングが value に入ります。
_SERVER_CLASSIFY_TRANSACTION_CLASS
トランザクション・クラスを設定します。 これを指定すると、__server_pwu() 呼び出しで使用されるトランザクション・クラス名を含む、最大で 8 文字までの NULL 終了文字ストリングが value に入ります。
_SERVER_CLASSIFY_TRANSACTION_NAME
トランザクション名を設定します。 これを指定すると、__server_pwu() 呼び出しで使用されるトランザクション名を含む、最大で 8 文字までの NULL 終了文字ストリングが value に入ります。
_SERVER_CLASSIFY_USERID
ユーザー ID を設定します。 これを指定すると、__server_pwu() 呼び出しで使用されるトランザクション・クラス名を含む、最大で 8 文字までの NULL 終了文字ストリングが value に入ります。

value 引数の値は、指定した「分類データ域」フィールドに設定されます (有効な値については、「z/OS MVS プログラミング: ワークロード管理サービス) を参照してください)。

分類域は、呼び出しスレッドに対し特定です。__server_classify() 関数の呼び出しは、__server_classify_create() と同じ実行のスレッドで行う必要があります。別のスレッドで分類域を使用すると、予測不可能な結果になる可能性があります。

戻り値

正常に実行された場合、__server_classify() は 0 を戻します。

正常に実行されなかった場合は、__server_classify() は値 -1 が戻され、errno が 次のいずれかの値に設定されます。
エラー・コード
説明
E2BIG
分類フィールドに指定された文字ストリングが、大きすぎます。
EINVAL
フィールド分類記号が無効です。

関連情報