getwd() - 現行作業ディレクトリーの取得

標準

標準/拡張機能 C/C++ 依存項目

XPG4.2
Single UNIX Specification、バージョン 3

両方  

形式

#define _XOPEN_SOURCE_EXTENDED 1
#include <unistd.h>

char *getwd(char *path_name);

機能説明

getwd() 関数は、呼び出し側プロセスの現行作業ディレクトリーの絶対パス名を判別し、そのパス名を path_name 引数で指定される配列へコピーします。

現行作業ディレクトリーのパス名の長さが、NULL バイトを含む (PATH_MAX+1) よりも大きい場合、getwd() は失敗し、NULL ポインターを戻します。

規格の初期バージョンに適合する実装への移植性のため、getcwd() はこの関数よりも優先されます。

注: getwd() 関数は Single UNIX Specification、バージョン 3 のレガシー・オプション・グループ に既に移動されていて、将来のバージョンで廃止する可能性があります。移植性の観点からは、getcwd() 関数 が推奨されます。

戻り値

正常に実行された場合、getwd() は、現行作業ディレクトリーの絶対パス名を含むストリングへのポインターを戻します。

正常に実行されなかった場合、getwd() は NULL ポインターを戻し、path_name で指定される配列の内容は、未定義になります。

errno 値は定義されていません。

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