fdetach() - STREAMS ベースのファイル記述子からの名前の切り離し

標準

標準/拡張機能	C/C++	依存項目
XPG4.2 Single UNIX Specification、バージョン 3	両方

形式

#define _XOPEN_SOURCE_EXTENDED 1
#include <stropts.h>

int fdetach(const char *path);

機能説明

fdetach() 関数は STREAMS ベースのファイルを、これが直前の fattach() 呼び出しで接続されたファイルから切り離します。path 引数は接続された STREAMS ファイルのパス名を指します。プロセスは適切な特権を持つか、またはファイルの所有者でなければなりません。fdetach() 呼び出しが正常終了すると、接続された STREAMS ファイルを指名したすべてのパス名は、STREAMS ファイルが接続されたファイルを再び指名するようになります。path でのその後のすべての操作は、基礎ファイルでの操作になり、STREAMS ファイルでの操作ではありません。

path で参照されるファイルに STREAMS ファイルが接続されている間に設定されたすべてのオープン・ファイル記述は、fdetach() が有効に実行された後でも、引き続き STREAMS ファイルを参照します。

オープン・ファイル記述子がないか、または STREAMS ファイルへの参照がほかにない場合、fdetach() 呼び出しが正常終了すると、接続されたファイルに対して最後の close() を実行したのと同じ結果になります。

戻り値

fdetach() は、正常終了時には 0 を戻します。

正常に実行されなかった場合、fdetach() は -1 を戻して、errno を次のいずれかの値に設定します。

注: z/OS®UNIX サービスは、どのような STREAMS 装置または疑似装置も提供しません。ファイルを STREAMS ベースのファイル記述子から fdetach() で切り離すことはできません。詳細は、open() — ファイルのオープンを参照してください。

エラー・コード: 説明
EACCES: 検索許可はパス接頭部のコンポーネントで拒否されました。
EINVAL: path 引数は、現在接続されていないファイルの名前です。
ELOOP: path の解析中に検出されたシンボリック・リンクが多すぎます。
ENAMETOOLONG: パス名のサイズが PATH_MAX を超えるか、パス名のコンポーネントが NAME_MAX より長いか、シンボリック・リンクのパス名の解析で PATH_MAX を超える長さの中間結果が生成されました。
ENOENT: path のコンポーネントが既存ファイルの名前を指定していないか、または path が空ストリングです。
ENOTDIR: パス接頭部のコンポーネントがディレクトリーではありません。
EPERM: 有効ユーザー ID は path の所有者でなく、プロセスは適切な特権を持っていません。

fdetach() - STREAMS ベースのファイル記述子からの名前の切り離し

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