pthread_setcanceltype() - スレッドの取り消し可能性タイプのフォーマット設定

標準

標準/拡張機能	C/C++	依存項目
Single UNIX Specification、バージョン 3	両方	z/OS V1R7 POSIX(ON)

形式

#define _OPEN_THREADS 2
#include <pthread.h>

int pthread_setcanceltype(int type, int *oldtype);

機能説明

pthread_setcanceltype() は、取り消し要求が有効になる時点を制御します。前の type は、oldtype によって示された場所に格納されます。取り消し可能タイプは次のとおりです。

PTHREAD_CANCEL_ASYNCHRONOUS: スレッドはいつでも取り消すことができます。
PTHREAD_CANCEL_DEFERRED: スレッドは取り消すことができますが、特定の関数の呼び出しによって作成される取り消し点でのみ可能です。詳しくは、z/OS XL C/C++ プログラミング・ガイドを参照してください。

戻り値

正常に実行された場合、pthread_setcanceltype() は 0 を戻します。失敗した場合は、次の EINVAL エラー・コードを戻します。

type に無効値があります。

関連情報

「」の『スレッドの取り消し』z/OS XL C/C++ プログラミング・ガイド
pthread.h
pthread_cancel() - スレッドの取り消し
pthread_setcancelstate() - スレッドの取り消し可能性状態のフォーマット設定
pthread_testcancel() - 取り消し点の設定