| 標準/拡張機能 | C/C++ | 依存項目 |
|---|---|---|
Single UNIX Specification、バージョン 3 |
両方 | z/OS V1R9 |
#define _UNIX03_THREADS
#include <pthread.h>
int pthread_attr_setguardsize(pthread_attr_t *attr, size_t guardsize);pthread_attr_setguardsize() は、guardsize の値を使用して attr の guardsize 属性を設定します。
attr は、pthread_attr_init() によって初期化された スレッド属性オブジェクトを指すポインターです。
この関数は、後続の pthread_attr_getguardsize() の呼び出しのスレッド属性オブジェクトの guardsize 属性を保管しますが、それ以上の処置はありません。guardsize 属性は、スレッドの作成中は無視されます。
Single UNIX Specification、バージョン 3 は、少なくとも guardsize バイトの保護領域を想定しますが、guardsize の、システム値変数 PAGESIZE の倍数の方向への丸めを許可します。z/OS® UNIX のスタック管理は、31 ビット・アプリケーションの PAGESIZE、および AMODE64 の (PAGESIZE * PAGESIZE) バイトの保護領域を設定します。これらの値は、保護サイズ属性のデフォルトです。大容量の保護領域を要求すると EINVAL で失敗します。
ゼロの guardsize を要求すると、保護領域は提供されません。しかし、z/OS UNIX スタック管理では保護領域が必須です。そのため、 pthread_attr_setguardsize() が guardsize のゼロを許容しても、この要求 (ゼロの要求) は受け入れられません。
正常に実行された場合、pthread_attr_setguardsize() はゼロを戻します。正常に実行されなかった場合、エラー番号を戻します。
⁄* CELEBP66 *⁄
⁄* Example using SUSv3 pthread_attr_setguardsize() interface *⁄
#define _XOPEN_SOURCE 600
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <pthread.h>
#include <limits.h>
#include <errno.h>
int main(void)
{
pthread_attr_t attr;
int rc;
if (pthread_attr_init(&attr) == -1) {
perror("error in pthread_attr_init");
exit(1);
}
printf("Set guardsize to value of PAGESIZE.¥n");
rc = pthread_attr_setguardsize(&attr, PAGESIZE);
if (rc != 0) {
printf("pthread_attr_setguardsize returned: %d¥n", rc);
printf("Error: %d, Errno_Jr: %08x¥n", errno, __errno2());
exit(2);
} else {
printf("Set guardsize is %d¥n", PAGESIZE);
}
rc = pthread_attr_destroy(&attr);
if (rc != 0) {
perror("error in pthread_attr_destroy");
exit(3);
}
exit(0);
}