__le_condition_token_build() - Language Environment 条件トークンの作成

標準

標準/拡張機能 C/C++ 依存項目

Language Environment

両方 AMODE 64

形式

#include <__le_api.h>

void  *__le_condition_token_build(_INT2 * c_1, _INT2 * c_2,
                                  _INT2 * format, _INT2 * severity,
                                  _INT2 * control, _CHAR3 facility_ID,
                                  _INT4 * i_s_info,
                                  _FEEDBACK * cond_token,
                                  _FEEDBACK * fc);	

機能説明

動的に 16 バイトの Language Environment® 条件トークンを作成します。 この条件トークンは、Language Environment メッセージ・ファイルからメッセージ を取り出すために使用されるだけです。

パラメーター
説明
c_1
c_1 は、4 バイトの condition_ID の先頭 2 バイトの値を 表す 2 バイトの 2 進整数です。 c_1c_2 は、条件トークンの condition_ID 部分を構成しま す。
c_2
c_2 は、4 バイトの condition_ID の 2 番目の 2 バイトの 値を表す 2 バイトの 2 進整数です。

フォーマット 1 の場合、これは Msg_No です。フォーマット 2 の場合、 cause_code です。

format
トークンの condition_ID 部分のフォーマットを定義する、2 バイトの 2 進 整数。
severity
条件の重大度を示す、2 バイトの 2 進整数。 フォーマット 1 と 2 の両方の条件について、このフィールドは条件の重大度をテス トするために使用されます。 フォーマット 1 の条件の場合、このフィールドの値は、condition_ID で指定され た重大度値と同じです。
可能な severity 値:

0 = 通知のみ。トークン全体が 0 の場合、情報はありません。
1 = 警告
2 = エラー
3 = 重大エラー
4 = クリティカル・エラー

control
条件処理のさまざまなアスペクトを記述または制御するフラグを示す、2 バ イトの 2 進整数。 この制御フィールドの有効な値は、1 と 0 です。1 は、IBM® によって割り 当てられた facility_ID を示し、0 は、ユーザーによって割り当て られた facility_ID を示します。
facility_ID
英数字 3 文字 (A ~ Z、a ~ z、および 0 ~ 9) が入る 3 文字フィール ドであって、この条件またはフィードバック情報、例えば、CEE を生成する製品、ま たは製品のコンポーネントを識別します。

facility_ID は、ランタイム・メッセージのリポジトリーに関連付け られています。 固有な ID が必要な場合 (IBM 製品および IBM 以外の製品について)、 IBM プロジェクト・オフィスにお問い合わせいただくことにより、ID を取得できます。

CEEBLDTX ユーティリティーを使って作成されたメッセージ・テーブルで使 用するために新しい facility_ID を作成する場合、facility_ID は、 Language Environment のメッセージ・テーブル名の一部でなければならないことに注意し てください。 CEEBLDTX ユーティリティーについて詳しくは、「z/OS Language Environment プログラミング・ガイド」を参照 してください。 アプリケーションを異常終了させないモジュール名にするためには、下記の命名ガ イドラインに従うことが重要です。

第 1 に、IBM 以外が割り当てた製品 facility_ID は 英字 J から Z で始めます。(facility_ID が IBM によって割り当てられたかどうかを示す には、上述の control パラメーターを参照してください。) 第 2 に、facility_ID には、ブランク・スペースを含めて、特殊文 字は使用できません。 最後に、IBM 以外が割り当てた facility_ID には、(英数字要件以外に は) 他の制約はありません。

i_s_info
挿入データを入れる ISI を識別するフルワードの 2 進整数。
cond_token
作成された条件トークンの 16 バイト表記。
fc
この関数の結果を示す 16 バイトのフィードバック・コード。
表 1. __le_condition_token_build() のフィードバック・コード
コード 重大度 メッセージ番号 メッセージ・テキスト
CEE000 0 - - 関数の処理が正常に完了しました。
CEE0CH 3 401 無効なケース・コード case-code が ルーチン routine-name に渡されました。
CEE0CI 3 402 無効な制御コード control-code が ルーチン routine-name に渡されました。
CEE0CJ 3 403 無効な重大度コード severity-code が ルーチン routine-name に渡されました。
CEE0CK 3 404 非英数字文字を含む機能 ID facility-id が ルーチン routine-name に渡されました。
CEE0E4 1 452 無効な機能 ID facility-id が ルーチン routine-name に渡されました。

使用上の注意

  1. 条件トークン (タイプ _FEEDBACK) の構造については、Language Environment と 一緒に出荷される「__le_api.h」ヘッダー・ファイルで説明されています。 __le_condition_token_build() 関数を使わずに、ヘッダー・ファイルの中のトーク ンのフィールドに値を直接割り当てることができます。
  2. この条件トークンは、Language Environment メッセージ・テーブルか らメッセージを取り出すために使用されるだけです

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