fp_clr_flag() - 浮動小数点演算例外状況フラグのリセット

標準

標準/拡張機能 C/C++ 依存項目

両方

OS/390 V2R6

形式

#include <float.h>
#include <fpxcp.h>

void fp_clr_flag(mask)
fpflag_t mask;

機能説明

fp_clr_flag() 関数は、mask パラメーターで定義した例外状況 フラグを 0 (偽) にリセットします。例外状況のその他のフラグは、変更されないままになります。
注: この関数は、IEEE 2 進数浮動小数点でのみ機能します。IEEE 2 進数浮動小数点の詳細は、IEEE 2 進数浮動小数点を参照してください。
fpxcp.h ファイルでは、浮動小数点演算例外状況 を示すフラグの以下の名前を定義しています。
FP_INVALID
演算合計が無効
FP_OVERFLOW
オーバーフロー
FP_UNDERFLOW
アンダーフロー
FP_DIV_BY_ZERO
0 による除算
FP_INEXACT
結果が不正確
ユーザーは、個々のフラグの名前の論理和をとることに より、fp_clr_flag() 関数を使用して複数の例外フラグをリセットできます。例えば、次の例では、オーバーフローのフラグと不正確な結果のフラグの両方 をリセットします。
fp_clr_flag(FP_OVERFLOW | FP_INEXACT)

戻り値

fp_clr_flag() は値を戻しません。

関連情報