形式
- mknod pathname [b c] major minor
- mknod pathname p
説明
mknod は、FIFO スペシャル・ファイルまたは
指定されたパス名を持つキャラクター・スペシャル・ファイルを
作成します。これは、 /usr/sbin のディレクトリーに入っています。
オペランド
- b
- ブロック・スペシャル・ファイルを示します。b は、他の UNIX インプリメンテーションとの互換性のために受け付けられます。
制約事項: ブロック・スペシャル・ファイルは z/OS® ではサポートされていません。
- c
- キャラクター・スペシャル・ファイル (例えば、端末およびその他のデバイス) を示し
ます。c を使用できるのはスーパーユーザーだけです。
- major minor
- major はメジャー・デバイス・タイプを、minor は
マイナー・デバイス・タイプを指定します。デバイス・タイプは
、10 進数、16 進数、または 8 進数で指定できます。
mknod は、8 進数と 10 進数を
以下のように区別します。
- 0x でなく 0 で始まる数は 8 進数です。
- 0x で始まる数は 16 進数です。
- 0x または 0 で始まっていない数は 10 進数です。
- p
- FIFO スペシャル・ファイル (つまり、名前付きパイプ) を作成します。
ローカライズ
mknod は、以下のローカライズ環境変数を使用します。
- LANG
- LC_ALL
- LC_CTYPE
- LC_MESSAGES
- NLSPATH
詳しくは、ローカライズを参照してください。
終了値
- 0
- 正常終了
- 1
- 以下のいずれかによる失敗。
- 必要なファイルを作成できない
- major または minor 番号が正しくない
- 2
- 以下のいずれかによる失敗。
- コマンド行の引数が少なすぎる
- major または minor デバイス番号が欠落している
移植性
UNIX システム. POSIX では、パイプに対しては、mknod が mkfifo に置き換わりました。POSIX ファミリーの標準では、スペシャル・ファイル
に対して、mknod の代わりになるコマンドはまだ設計されていませ
ん。