Sametime LDAP での複数の接続のチューニング

詳細な構成設定を編集して、Sametime® モジュールごとの接続の数を増やすことができます。

このタスクについて

ST_DB_LDAP_CONNECTIONS_NUMBER 設定は、Sametime モジュールごとの、IBM® Sametime Community Server から LDAP サーバーへの同時接続の数 (StConfig.nsf で指定) を増やします。2 つの接続を持つ StAuthentication.dll を除き、デフォルト設定はモジュールごとに 1 つの接続に設定されています。

値を 1 よりも大きくする前に、以下の点を検討してください。
  • ST_DB_LDAP_CONNECTIONS_NUMBER=3 であるものとします。3 という値は、Sametime Community Server が LDAP サーバーへの 3*N 個の接続を作成することを意味します。ここで N は、LDAP へのオープン接続を持つ Sametime コンポーネントの数を表します。さらに、ミーティングおよび Domino コンポーネントが LDAP に接続されているため、全体の接続数は 3*N よりも大きくなります。
  • この設定を変更する必要があるのは、処理キューが長いために要求の処理に極端に時間がかかっており、なおかつ Sametime Community Server および LDAP サーバーで多くのリソースが使用可能である場合のみです。この設定の値を大きくすると、要求に対応するために使用可能な LDAP スレッド数が増え、Sametime LDAP モジュールのそれぞれのリソース所要量が乗算されます。