ユーザーとグループのディレクトリルックアップからの特定のドメインの除外

受信確認を使用している場合、解決要求を受け入れることができるドメインを定義して、LDAP ディレクトリと Domino ディレクトリへの冗長な要求を防ぐことができます。前のリリースでは、このフィルタリングは、カスタムコードを使用することで許可されていて、LDAP ディレクトリでのみ使用可能でした。

このタスクについて

ST_RESOLVE_BLACKLIST パラメータと ST_RESOLVE_WHITELIST パラメータのいずれかを使用して、解決要求から除外するか、解決要求に含めるドメインを定義します。 各リストのデフォルト設定はブランクであり、すべての要求が受け入れられます。

手順

  1. テキストエディタで sametime.ini ファイルを開きます。デフォルトでは、このファイルは Sametime® Community Server インストールフォルダに配置されています。
  2. sametime.ini ファイルの [Config] セクションで、ST_RESOLVE_BLACKLIST パラメータを使用してドメインを除外するか、ST_RESOLVE_WHITELIST パラメータを使用してドメインを含めるかを決定します。
  3. 解決要求から除外するドメイン、または解決要求に含めるドメインのコンマ区切りリストを入力します。ワイルドカード文字を使用できます。リストの制限は 64,000 文字です。

    例えば、次のリストでは、external.org ドメインとそのサブドメインからのメールアドレスによる要求が除外されています。

    ST_RESOLVE_BLACKLIST=*.external.org

  4. ファイルを保存して閉じます。
  5. Sametime Community Server を再起動します。

内部ドメインとサブドメインからの要求の解決

以下の例では、domain1.org または domain2.org とそのサブドメインからのメールアドレスによる要求を解決します。
[Config]
ST_RESOLVE_WHITELIST=*.domain1.org,*.domain2.org

サブドメインを含まない内部ドメインとサブドメインからの要求の解決

以下の例では、domain1.org または domain2.org (サブドメインなし) からのメールアドレスによる要求を解決します。
[Config]
ST_RESOLVE_WHITELIST=domain1.org,domain2.org