一般コミュニティサービスの管理

一般コミュニティサービスの設定では、IBM® Sametime® Community Server と LDAP ディレクトリの対話、サーバーに接続できるユーザーの最大数を制御します。

このタスクについて

これらの設定は、Sametime Community Server クラスタ内のサーバーごとに指定する必要があります。

手順

  1. Integrated Solutions Console にログインします。
  2. [Sametime System Console] > [Sametime サーバー] > [Sametime Community Server] をクリックします。
  3. [Sametime Community Server] リストで、接続情報を変更するサーバーのデプロイメント名をクリックします。
  4. [コミュニティサービス] タブをクリックします。
  5. 次の表を使用して、Sametime Community Server ユーザーの一般的なサーバー全体設定を指定します。
    表 1. サーバー全体設定
    フィールド 説明
    ディレクトリ内の名前を示すダイアログボックス内の各ページのエントリ数 ユーザーがディレクトリを参照したときに表示されるユーザー名とグループ名の数を制御します。ユーザーがディレクトリの名前とグループを参照すると、ディレクトリのエントリ (名前とグループ) がダイアログボックスの「ページ」に一覧表示されます。デフォルトはページ当たり 100 エントリです。100 から 200 エントリの間の設定が最適です。 設定を大きくすると、ユーザーがディレクトリを参照するときに、ネットワーク上でそれだけ多くのデータが送信されることになります。
    [Sametime コミュニティディレクトリに追加された新規ユーザー名を確認する頻度 (分)] ディレクトリから入手した新しい情報で、ユーザー名のキャッシュを更新する頻度を制御します。Sametime Community Server は、コミュニティ内のユーザーとグループの情報を含むキャッシュを保持します。最近ディレクトリに追加されたユーザーをすべての Sametime クライアントのプレゼンスリストに表示するには、このキャッシュを定期的に更新する必要があります。更新は、更新間隔の間にディレクトリが変更された場合にだけ行われます。 デフォルト設定は 60 分です。

    Sametime ポリシーは、この設定をグループキャッシュの更新間隔の設定として使用します。

    [Sametime コミュニティに追加された新規サーバー名を確認する頻度 (分)] Sametime Community Server がすべての Sametime サーバーの更新済みリストを受け取る時間間隔を制御します。複数の Sametime Community Server をデプロイしている場合、各サーバーのコミュニティサービスは、Sametime コミュニティ内の他のすべての Sametime Community Server のリストを保持する必要があります。コミュニティサービスではこのリストを使用して、ホームサーバーまたはホームクラスタが異なるユーザー同士が他のプレゼンスリストのユーザーを確認し、インスタントメッセージとチャットを通じて通信できるようにします。デフォルト設定は 60 分です。

    Sametime ポリシーは、この設定をルールと割り当ての更新間隔の設定として使用します。

    コミュニティサーバーに接続できる最大ユーザーとサーバー数 Sametime Community Server に対する接続の許容最大数を指定します。これには、クライアント接続とサーバー間接続の両方が含まれます。クライアント接続は、ユーザーが Sametime クライアントを開始したときに発生します。サーバー間接続は、複数の Sametime Community Server がデプロイされ、ユーザーによって異なるホームサーバーが指定されている場合に発生します。接続の最大数は 20,000 です。
    コミュニティサーバーにログイン中にユーザーが使用できる認証タイプを選択してください。
    • LTPA または Sametime トークン
    • LTPA のみ
    認証タイプを制御します。[LTPA または Sametime トークン] オプションを選択すると、Sametime Community Server は、シングルサインオン (SSO) によって生成された認証トークンと、Sametime Community Server 上の Secrets データベースおよび Tokens データベースで生成された認証トークンの両方を受け入れます。デフォルトでは、このオプションが選択されます。 [LTPA のみ] を選択すると、Sametime Community Server は SSO によって生成された認証トークン (LTPA トークン) のみを受け入れます。
  6. [OK] をクリックします。
  7. Sametime Community Server を再起動して、設定を有効にします。