サーバーコントローラと Domino コンソール

サーバーコントローラは、IBM Domino サーバーを制御する Java ベースのプログラムです。サーバーコントローラを開始すると、制御対象の Domino サーバーが起動します。サーバーをサーバーコントローラのもとで実行すると、オペレーティングシステムコマンド、コントローラコマンド、Domino サーバーコマンドをサーバーコントローラに送信することができます。

Domino コンソールを使用して、サーバーコントローラと通信を行うことができます。Domino コンソールは、MAC OS を除くすべてのプラットフォームで実行できます。Domino コンソールを使用すると、複数のサーバーにコマンドを送信することが可能です。Domino コンソールには Notes ID は必要ありません。必要なのは、Domino のインターネットユーザー名とパスワードだけです。したがって、異なる認証者によって認証される複数のサーバーに接続する場合も、複数の Notes ID や相互認証は必要ありません。Domino コンソールへの出力をカスタマイズすることができます。例えば、ローカルイベントフィルタを使用して、コンソールで表示するイベントの種類を指定することなどが可能です。また、サーバー出力をログファイルに記録し、コンソールの外観をカスタマイズすることもできます。

Domino コンソールは、サーバーコンソールとしてのみ機能します。そのため、Domino のコンソールには、Domino Administrator と Domino Web サーバー管理クライアントで使用可能な Domino システム管理機能のすべてが含まれているわけではありません。Domino のコンソールでは、Notes データベースを開いたり、管理したりすることはできません。

サーバーコントローラと Domino コンソールの実行に必要なファイルは、Domino と Notes で提供されています。

IBM Domino Administrator と Web サーバー管理クライアントでリモートコンソールを使用して、サーバーコントローラと通信を行うこともできます。