Cordova アプリケーションの開発

クロスプラットフォーム MobileFirst アプリケーションを開発するには、オープン・ソース Apache Cordova のツールおよびフレームワークを使用します。特定の MobileFirst 機能は特に、Cordova アプリケーションとの統合をサポートします。

Apache Cordova は、アプリケーション WebView インターフェース内で HTML、CSS、および JavaScript を使用してアプリケーションを開発するための Web ベースのプラットフォームを提供します。 WebView は、 ネイティブ SDK によって開始されます。MobileFirst SDK は、ランタイムの両方のステージの機能を提供します。最小限の数に抑えられた必要な機能が、ネイティブ MobileFirst SDK に基づいて構築されています。 Cordova アプリケーションでは、CSS、HTML、JavaScript などの標準 Web テクノロジーを使用して JavaScript コードを作成できます。各ネイティブ・モバイル・プラットフォームの開発言語で再コーディングする必要はありません。代わりに、アプリケーションは、各ネイティブ・プラットフォームをターゲットとしたネイティブ・ラッパー内で実行されます。 V8.0.0 では、ネイティブ Cordova WebView の代わりとなることが可能な Crosswalk WebView が、MobileFirst SDK によって新たにサポートされるようになっています。詳しくは、Crosswalk WebView (Android)を参照してください。

MobileFirst 機能が有効になった Cordova アプリケーションを作成するには、Apache Cordova CLI、Ionic、IntelliJ など、Cordova がサポートされる任意の開発ツールを使用します。プラグイン、各種ターゲット・プラットフォームをサポートするためのコード、コマンド・ライン・ツール、IDE などのソフトウェアを、開発ツールのサプライヤーから直接入手します。 次に、MobileFirst Server のバックエンド・サービスなどの MobileFirst 機能を使用するために、MobileFirst 機能をサポートする Cordova プラグインをアプリケーションに追加します。このようなプラグインは、IBM MobileFirst™ Platform Foundation Developer Kitに含まれています。 プラグインは npm または JazzHub からダウンロードすることもできます。Cordova アプリケーションの作成および MobileFirst Server 機能の追加については、MobileFirst フィーチャーを含む Cordova アプリケーションの作成を参照してください。
重要: Cordova 開発ツールは、IBM MobileFirst Platform Foundation には付属していません。

すべての必要なプラグインをインストールした後、サーバーでアプリケーションを登録します。詳しくは、 MobileFirst Server への Cordova アプリケーションの登録を参照してください。

任意の IDE で独自のアプリケーション・コードを開発し、Xcode、Android Studio、および Cordova (cordova emulate) で組み込みのエミュレーターを使用して表示します。

以降のトピックでは、各開発ステージの詳細について説明します。