履歴データ

CICSPlex ® SM は、完了したタスクのデータ (ヒストリカル・タスク・データ) を保管および表示する機能を提供します。

CICS® パフォーマンス・クラス・データ・モニターがアクティブである場合、アクティブ・タスクが完了すると、そのデータはヒストリカル・データ・ストアに保管されます。 このデータ・ストアは、複数の VSAM KSDS データ・セットからなります。 必要最小限のデータ・セットの数は 2 個で、最大 26 個のデータ・セットを含 めることができます。 CICSPlex SM での CICS モニター機能 (CMF) の使用を参照してください。

ヒストリカル・タスク・データのサポートは、CICSPlex SM リソース・モニターを基にしています。 これには、すべて同じ定義エンティティー (例えば、モニター仕様 (MONSPEC オブジェクト)、モニター定義 (MONDEF オブジェクト)、モニター・グループ (MONGROUP オブジェクト)) が使用されます。 具体的には、MTRAN というモニター・リソース・クラスを指定したモニター定義を使用して、ヒストリカル・タスク・データを保管する対象のトランザクションの ID を指定します。 例えば、リソース・モニターでは、モニター・リソース・クラスが MTRAN でリソース名が FRED のモニター定義を使用すると、トランザクション FRED の複数インスタンスのデータが累積されて 1 つのレコードにまとめられますが、ヒストリカル・タスク・データ・サポートでは、トランザクション FRED のインスタンスごとに CICS モニター・データ全体を個別に保存することができます。

CICSPlex SM モニターの既存のユーザーは、ヒストリカル・タスク・データ・サポートの使用を開始できます。 それには、履歴 VSAM データ・セットを定義し、これらのデータ・セットを DD カードによって MAS 領域に割り振るだけです。 CICSPlex SM は、インストールされたモニター定義で指定されたすべてのトランザクション ID のヒストリカル・タスク・データの収集を開始します。

CICSPlex SM ヒストリー・データ・セットの定義方法について詳しくは、 ヒストリー記録のための MAS の準備 を参照してください。

CICSPlex SM モニター・データも収集せずにヒストリカル・タスク・データのみを収集する場合は、HISTORYONLY という名前の EYUPARM が提供されます。 この値を YES に設定します。 デフォルトは HISTORYONLY (NO) です。これは、適切なモニター定義がインストールされ、VSAM データ・セットが MAS 領域に割り振られていることを前提として、CICSPlex SM モニター・データと履歴データの両方が収集されることを意味します。

ヒストリカル・データ・ストアに保管されたヒストリカル・タスク・データは、Web ユーザー・インターフェースの 「完了したタスク」 ビューを使用して表示することも、HTASK リソース・テーブルで CICSPlex SM API を使用して取得することもできます。 GET 操作には、以下のパラメーターがサポートされています。
STARTDATE
指定された日付以降に完了したすべてのタスクの情報を検索します。 日付の形式は、MM/DD/YYYY でなければなりません。 デフォルトは、今日の日付です。 GET 操作に STARTDATE および RECENT パラメーターを同時に指定すると、TABLEERROR 応答と理由 DATAERROR により、要求は失敗します。 失敗したコマンドに対する FEEDBACK 操作は、FEEDBACK エラー・コード INV_COMB_RECENT を返します。
STARTTIME
指定された時刻以降に完了したすべてのタスクの情報を検索します。 時刻の形式は、HH:MM:SS でなければなりません。 デフォルトは、直前の零時 (00:00:00) です。 GET 操作に STARTTIME および RECENT パラメーターを同時に指定すると、TABLEERROR 応答と理由 DATAERROR により、要求は失敗します。 失敗したコマンドに対する FEEDBACK 操作は、FEEDBACK エラー・コード INV_COMB_RECENT を返します。
ENDDATE
指定された日付以前に完了したすべてのタスクの情報を検索します。 日付の形式は、MM/DD/YYYY でなければなりません。 デフォルトは、今日の日付です。 GET 操作に ENDDATE と RECENT または INTERVAL パラメーターのいずれかを同時に指定すると、TABLEERROR 応答と理由 DATAERROR により、要求は失敗します。 失敗したコマンドに対する FEEDBACK 操作は、FEEDBACK エラー・コード INV_COMB_RECENT または INV_COMB_INTV_ED のいずれかを返します。
ENDTIME
指定された時刻以前に完了したすべてのタスクの情報を検索します。 時刻の形式は、HH:MM:SS でなければなりません。 デフォルトは、零時の 1 秒前 (23:59:59) です。

GET 操作に ENDTIME と RECENT または INTERVAL パラメーターのいずれかを同時に指定すると、TABLEERROR 応答と理由 DATAERROR により、要求は失敗します。 失敗したコマンドに対する FEEDBACK 操作は、FEEDBACK エラー・コード INV_COMB_RECENT または INV_COMB_INTV_ET のいずれかを返します。

GET 操作に指定した STARTDATE および STARTTIME より前の ENDDATE および ENDTIME を指定すると、TABLEERROR 応答と理由 DATAERROR により、要求は失敗します。 失敗したコマンドに対する FEEDBACK 操作は、FEEDBACK エラー・コード INV_COMB_START_END を返します。

INTERVAL
STARTDATE および STARTTIME から n 秒以内に完了したすべてのタスクの情報を検索します。n は INTERVAL に指定された値です。 最大値は 99,999,999 です。 INTERVAL には、以下の 2 つの特殊値を使用することもできます。
HISTSECS
HISTSECS EYUPARM で指定された秒数を使用します。
NOLIMIT
STARTDATE および STARTTIME の後に完了したすべてのタスクの情報を検索します。

GET 操作に INTERVAL と ENDDATE、ENDTIME、または RECENT パラメーターのいずれかを同時に指定すると、TABLEERROR 応答と理由 DATAERROR により、要求は失敗します。 失敗したコマンドに対する FEEDBACK 操作は、FEEDBACK エラー・コード INV_COMB_INTV_ED、INV_COMB_INTV_ET、または INV_COMB_RECENT のいずれかを返します。

GET 操作の INTERVAL パラメーターに数値でない値、あるいは特殊値のいずれかを指定すると、TABLEERROR 応答と理由 DATAERROR により、要求は失敗します。 失敗したコマンドに対する FEEDBACK 操作は、FEEDBACK エラー・コード INV_INTERVAL を返します。

RECENT
直前の n 秒以内に完了したすべてのタスクの情報を検索します。n は RECENT に指定された値です。 最大値は 99,999,999 です。 RECENT には、以下の 3 つの特殊値を使用することもできます。
HISTSECS
HISTSECS EYUPARM で指定された秒数を使用します。
NOLIMIT
CICSPlex SM がヒストリー・データ・セットに記録したすべての完了タスクに関する情報を取得します。
0
現在もアクティブ・タスク用に集計されているヒストリー・データを検索します。 このデータは VSAM ヒストリー・データ・セットにはまだ書き込まれていません。 これは、モニター・オプションが指定されているアクティブ・タスクの CICS パフォーマンス・レコードに書き込まれるモニター・データです。

GET 操作に RECENT と STARTDATE、STARTTIME、ENDDATE、ENDTIME、または INTERVAL パラメーターのいずれかを同時に指定すると、TABLEERROR 応答と理由 DATAERROR により、要求は失敗します。 失敗したコマンドに対する FEEDBACK 操作は、FEEDBACK エラー・コード INV_COMB_RECENT を返します。

GET 操作の RECENT パラメーターに数値でない値、あるいは特殊値のいずれかを指定すると、TABLEERROR 応答と理由 DATAERROR により、要求は失敗します。 失敗したコマンドに対する FEEDBACK 操作は、FEEDBACK エラー・コード INV_RECENT を返します。

注: CICSPlex SM API では、STARTDATE、STARTTIME、ENDDATE、および ENDDTIME の形式が上記の定義で指定されている必要がありますが、これらの日時が Web ユーザー・インターフェースに表示される場合、または Web ユーザー・インターフェースを介して直接入力される場合は、DATEFORMAT、DATESEPAReyATOR、および DECIMALATOR の各パラメーターが使用されます。