組み込みプロシージャーは、XL Fortran によって、あらかじめ定義されているプロシージャーです。
詳しくは、組み込みプロシージャーを参照してください。
組み込みプロシージャーには、総称名で参照できるもの、特定名で参照できるもの、および両方で参照できるものがあります。
- 総称組み込み関数
- 例外はありますが、一般的に引数が特定の型である必要はなく、結果は引数の型と同じになります。
同じプロシージャー名を複数の型の引数に使用できるため、総称名を利用すれば組み込みプロシージャーの参照を
簡略化することができます。この場合、引数の型および kind 型パラメーターによって、使用される特定の関数が
決まります。
- 特定組み込み関数
- 特定の型の引数を必要とし、結果も固有の型となります。
特定組み込み関数名は、実引数として渡すことができます。
特定組み込み関数の名前が総称組み込み関数と同じ場合、特定名が参照されます。特定組み込みプロシージャー
に関連しているダミー・プロシージャーに対する参照は、すべてその組み込みプロシージャーのインターフェースと
整合性のある引数を使用する必要があります。特定組み込み関数は、プロシージャー・ポインターのターゲットに
することができます。
組み込みプロシージャーの名前を引数として渡せるか否かについては、プロシージャーによって異なります。
INTRINSIC 属性で指定されている組み込みプロシージャーの特定名は、プロシージャー参照の
実引数として使用することができます。
- IMPLICIT ステートメントでは、組み込み関数のタイプは変更されません。
- 組み込み名が INTRINSIC 属性で指定される場合、その名前は常に組み込みプロ
シージャーとして認識されます。