移植性とマイグレーション

このカテゴリーのオプションは、過去、現在、そして未来のハードウェア、オペレーティング・システム、およびコンパイラーでのアプリケーション動作互換性を保守し、最小の変更でご使用のアプリケーションを XL コンパイラーに移行するのに役立ちます。
表 1. 移植性とマイグレーション・オプション
オプション名 @PROCESS
ディレクティブ
説明
-qalign ALIGN

誤って位置合わせされたデータによるパフォーマンス問題を回避する、 ストレージ内でのデータ・オブジェクトの位置合わせを指定します。

-qbindcextname BINDCEXTNAME

-qextname オプションが BIND(C) エンティティーに影響するかどうか制御します。

-qctyplss CTYPLSS

型なし定数を使用できる場合に、必ず文字定数式が許可されるかどうかを指定します。

-qddim DDIM

配列が参照されるたびに、pointee 配列の境界が再評価されること を指定し、pointee 配列用の境界式に対する制約事項をいくつか除去します。

-qdescriptor なし。

XL Fortran の内部記述子データ構造フォーマットを指定し、コンパイルされたアプリケーションの非オブジェクト指向のエンティティーに使用してください。

-qescape ESCAPE

文字ストリング、ホレリス定数、H 編集記述子、ストリング編集記述子で、 円記号がどのように扱われるかを指定します。

-qextern なし。

ユーザー作成のプロシージャーを、XL Fortran 組み込み機能の代わりに呼び出せるようにします。

-qextname EXTNAME

すべてのグローバル・エンティティーの名前に下線を追加します。

-qlog4 LOG4

論理オペランドを持つ論理演算の結果が、LOGICAL(4) であるか、 それともオペランドの最大長を持つ LOGICAL であるかを指定します。

-qmodule なし。

コンパイラーが非組み込みモジュール・ファイルに対して XL Fortran バージョン 8.1 の命名規則を 使用するように指定します。

-qport PORT

プログラムを XL Fortran に移植するとき、FORTRAN 以外の言語拡張を適応するためのオプションを提供します。

-qswapomp SWAPOMP

コンパイラーが、XL Fortran プログラムにある OpenMP ルーチンを認識して置換するように指定します。

-qvecnvol なし。

揮発性または不揮発性ベクトル・レジスターを使用するかどうかを指定します。

-qxflag=oldtab XFLAG(OLDTAB)

XL Fortran バージョン 1 との互換性を維持するために、桁 1 から 5 のタブを単一文字として解釈します (固定ソース形式のプログラムの場合)。