共有ライブラリー
共有ライブラリーとは、複数のアプリケーションによって使用されるファイルです。 共有ライブラリーとグローバル・ライブラリーを使用して、システム上の重複するライブラリー・ファイルの数を削減できます。 適切に構成されている場合、アプリケーションおよびリソース・アダプターはライブラリーのクラスおよびリソースにアクセスできますが、その逆はありません。ライブラリーはアプリケーションまたはリソース・アダプターのクラスにもリソースにもアクセスできません。
Liberty のクラス・ローダー構成に関する最新資料は、 Open Liberty Web サイトから入手できます。
グローバル・ライブラリー
グローバル・ライブラリーは、すべてのアプリケーションで使用できます。 JAR ファイルはグローバル・ライブラリー・ディレクトリーに配置され、その後、各アプリケーションのクラス・ローダー構成で指定されます。
グローバル・ライブラリーは、次の 2 つのロケーションに置くことができます。
- ${shared.config.dir}/lib/global
- ${server.config.dir}/lib/global
<classloader>
エレメントが構成されていない場合は、アプリケーションはこれらのライブラリーを使用します。 クラス・ローダー構成が存在する場合は、グローバル・ライブラリーが明示的に参照されていない限り、これらのライブラリーは使用されません。詳しくは、 すべての Java™ EE アプリケーション用のグローバル・ライブラリーの提供を参照してください。
リソース・ファイル
Liberty ライブラリー内では、以下の server.xml ファイルの例に示すように、library エレメントでリソース・ファイルを定義することができます。
<library>
<folder dir="..." />
<file name="..." />
<fileset dir="..." includes="*.jar" scanInterval="5s" />
<folder dir="${server.config.dir}/mylibs" />
<file name="${server.config.dir}/otherlibs/my.jar" />
</library>
この例にあるフォルダー設定により、mylibs ディレクトリー内のすべてのファイルをクラスパスで使用可能にすることができます。 このスタイルの項目を使用して、.xml と .properties を使用可能にすることができます。