NORMALIZE_DECFLOAT スカラー関数

スキーマは SYSIBM です。

NORMALIZE_DECFLOAT 関数は、最も単純な形式に設定された入力引数に等しい 10 進浮動小数点値を戻します。つまり、係数に後続ゼロがあるゼロ以外の数値では、それらのゼロは除去されます。これには、適切な 10 の累乗で係数を除算し、それに応じて指数を調整することによって数値を正規形で表記することが必要になる場合があります。 ゼロ値は、指数が 0 に設定されています。

expression

組み込み数値データ・タイプの値を戻す式。 タイプ SMALLINT、INTEGER、REAL、DOUBLE、または DECIMAL(p, s) の引数は、処理のために DECFLOAT(16) に変換されますが、ここでは p <= 16 です。タイプ BIGINT または DECIMAL(p, s) の引数は、処理のために DECFLOAT(34) に変換されますが、ここでは p > 16 です。

10 進浮動小数点数への変換後の式のデータ・タイプが DECFLOAT(16) である場合、関数の結果は DECFLOAT(16) 値になります。そうでない場合には、関数の結果は DECFLOAT(34) 値になります。引数が特殊 10 進浮動小数点値である場合、結果は同じ特殊 10 進浮動小数点値です。引数が NULL になる可能性がある場合、結果も NULL になる可能性があります。 引数が NULL であれば、結果は NULL 値です。

例:

• 以下の例は、さまざまな 10 進浮動小数点値の入力を与えられた場合に NORMALIZE_DECFLOAT 関数によって戻され る値を示しています。

  NORMALIZE_DECFLOAT(DECFLOAT(2.1)) = 2.1
  NORMALIZE_DECFLOAT(DECFLOAT(-2.0)) = -2
  NORMALIZE_DECFLOAT(DECFLOAT(1.200)) = 1.2
  NORMALIZE_DECFLOAT(DECFLOAT(-120)) = -1.2E+2
  NORMALIZE_DECFLOAT(DECFLOAT(120.00)) = 1.2E+2
  NORMALIZE_DECFLOAT(DECFLOAT(0.00)) = 0
  NORMALIZE_DECFLOAT(-NAN) = -NaN 
  NORMALIZE_DECFLOAT(-INFINITY) = -Infinity