DB2 Version 9.7 for Linux, UNIX, and Windows

db2 - コマンド行プロセッサーの呼び出しコマンド

db2 コマンドはコマンド行プロセッサー (CLP) を開始します。 CLP は、データベース・ユーティリティー、 SQL ステートメントおよびオンライン・ヘルプを実行するために使用します。 これにはさまざまなコマンド・オプションがあり、以下のモードで開始することができます。
  • 対話式入力モード。 特徴は db2 => 入力プロンプトです。
  • コマンド・モード。各コマンドの前に db2 を付ける必要があります。
  • バッチ・モード。 -f ファイル入力オプションを使用します。

Windows オペレーティング・システムで db2cmd を実行すると、 CLP 対応の DB2® ウィンドウが開き、DB2 コマンド行環境が初期化されます。 このコマンドを実行することは、「DB2 コマンド・ウィンドウ」アイコンをクリックすることと同じです。

QUIT はコマンド行プロセッサーを停止します。 TERMINATE もコマンド行プロセッサーを停止しますが、 関連するバックエンド・プロセスを除去し、使用されていたメモリーをすべて解放します。 TERMINATE の発行を、すべての STOP DATABASE MANAGER (db2stop) コマンドより優先させることをお勧めします。 また、データベース構成パラメーターの変更を有効にするために、 それらの変更の後に TERMINATE の発行が必要になることもあります。 CLP を終了する前に、既存の接続をリセットしなければなりません。

シェル・コマンド (!) を使うと、 UNIX ベースのシステム、および Windows オペレーティング・システム上で、 オペレーティング・システムのコマンドを対話式またはバッチ・モードで実行できるようになります (例えば、UNIX の場合 !ls、 Windows オペレーティング・システムの場合 !dir)。

コマンド構文

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>>-db2--+--------------------------------------------+---------><
        | .-----------------.                        |   
        | V                 |                        |   
        +---+-------------+-+--+-------------------+-+   
        |   '-option-flag-'    +-db2-command-------+ |   
        |                      +-sql-statement-----+ |   
        |                      '-?--+------------+-' |   
        |                           +-phrase-----+   |   
        |                           +-message----+   |   
        |                           +-sqlstate---+   |   
        |                           '-class-code-'   |   
        '- ----comment-------------------------------'   

option-flag
CLP オプション・フラグを指定します。
db2-command
DB2 コマンドを指定します。
sql-statement
SQL ステートメントを指定します。
?
CLP 一般ヘルプを要求します。
? phrase
指定したコマンドまたはトピックに関連のあるヘルプ・テキストを要求します。 データベース・マネージャーは、要求した情報を見つけられない場合、 一般ヘルプ画面を表示します。

? options は、CLP オプションの説明と、現在の設定値を要求します。 ? help は、オンライン・ヘルプ構文図を読み取るための情報を要求します。

? message
有効な SQLCODE (例えば ? sql10007n) により指定されているメッセージのヘルプを要求します。
? sqlstate
有効な SQLSTATE により指定されているメッセージのヘルプを要求します。
? class-code
有効なクラス・コードによって指定されているメッセージのヘルプを要求します。
-- comment
コマンド行プロセッサーは、コメント文字 -- で始まる入力をコメントとして扱います。

各パラメーターについて、 疑問符 (?) の後にスペースを入れて変数名から分ける必要があります。