DB2 Version 9.7 for Linux, UNIX, and Windows

db2sampl - サンプル・データベースの作成コマンド

SAMPLE という名前のサンプル・データベースを作成します。

注: DB2® Workgroup Server Edition および DB2 Express® Edition では、SAMPLE データベースにはマテリアライズ照会表 (MQT) とマルチディメンション・クラスター表 (MDC) が含まれており、これはライセンス違反の原因になります。 この違反状態を除去する唯一の方法は、DB2 Enterprise Server Edition にアップグレードすることです。

このデータベースは、最初の作成時に自動的に構成されることはありません。 ユーザーは、後で SAMPLE データベースに対して AUTOCONFIGURE コマンドを発行することができます。

許可

以下のいずれかです。
  • sysadm
  • sysctrl

必要な接続

なし

コマンド構文

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>>-db2sampl--+-------------------+--+---------------------+----->
             '-dbpath--path-name-'  '-name--database-name-'   

              .-verbose-.  .-sql-.  .-xml-.                     
>--+-------+--+---------+--+-----+--+-----+--+----+--+------+--><
   '-force-'  '-quiet---'                    '-v8-'  +-?----+   
                                                     +-?----+   
                                                     '-help-'   

コマンド・パラメーター

-dbpath path-name
データベースを作成するパスを指定します。 Windows オペレーティング・システムでは、データベースの作成先のドライブの文字を指定します。 path-name の最大長は 175 文字です。 デフォルトでは、path-name は、データベース・マネージャー構成ファイル (dftdbpath パラメーター) に指定するデフォルトのパスです。
-name database-name
サンプル・データベースの名前を指定します。 データベース名は、データベースの命名規則に準拠していなければなりません。 デフォルトでは、database-nameSAMPLE です。
-force
サンプル・データベースに指定されたものと同じ名前の付いたインスタンス内の既存のデータベースを強制的にドロップし、再作成します。
-verbose
状況メッセージを標準出力に出力します。
-quiet
標準出力への状況メッセージの出力を抑止します。
-sql
表、トリガー、関数、プロシージャーを作成し、表にデータを追加します。
-xml
データ・タイプ XML の列を持つ表の作成、XML 列に対する索引の作成、XML スキーマの登録を行い、これらの表に XML 文書の値を含むデータを追加します。

このオプションがサポートされるのは、XML がサポートされている場合のみです。 XML をサポートしない場合、このオプションは無視されます。

-v8
DB2 Universal Database™ バージョン 8 のサンプル・データベース、データベース・オブジェクトおよびデータを作成します。 バージョン 8 サンプル・データベースは SAMPLE という名前の非 Unicode データベースであり、これはデータベース・マネージャー構成ファイルに指定する (dftdbpath パラメーター) デフォルトのパス内に作成されます。
-? | ? | help
db2sampl コマンド構文ヘルプを戻します。

db2sampl のデフォルトの動作

オプションの引数をまったく付けないで db2sampl コマンドを発行すると、環境がパーティション化されているかどうかに応じて、次のように動作が異なります。

非パーティション・データベース環境の場合:

パーティション・データベース環境の場合:

使用上の注意