XML ストレージ

XML タイプの列に挿入する XML 文書は、 デフォルトのストレージ・オブジェクトに常駐させることも、基本表の行に直接入れることもできます。 基本表の行のストレージは、ユーザーの制御下にあり、小さな文書にのみ使用できます。大きな文書は常にデフォルトのストレージ・オブジェクトに保管されます。

文書を基本表の行に保管する決定は、ストレージおよびパフォーマンス上の要件、および受け入れられたトレードオフに依存します。

XML ストレージ・オブジェクト
これは XML 文書を保管するためのデフォルトの方法です。 必要なストレージ・スペースが 32 KB より大きい文書、またはページ・サイズよりも大きい文書は、 ユーザーによるストレージの選択には関係なく、常にデフォルトのストレージ・オブジェクトに保管されます。 デフォルトのストレージ・オブジェクトに保管することにより、最大 2 GB までのサイズの XML 文書を挿入および検索できます。
基本表行保管
必要なストレージ・スペースが 32 KB より小さい XML 文書については、XML 文書を基本表の行に直接保管することを選択できます。 このオプションは、必要な入出力操作が少なくなるので、XML 文書を照会、挿入、更新、または削除する操作のパフォーマンスを向上させることができます。

表でデータ行の圧縮を使用可能にすると、デフォルトの XML ストレージ・オブジェクトおよび基本表の行に保管される XML 文書が圧縮の対象になります。 圧縮を行うことによって、XML 文書に対する操作における入出力の効率が向上し、ストレージ・スペース要件が小さくなります。