ALTER EVENT MONITOR ステートメント

ALTER EVENT MONITOR ステートメントは、TABLE のイベント・モニター・データのターゲットがあるイベント・モニターの定義を変更します。

呼び出し

このステートメントは、アプリケーション・プログラムに組み込むか、あるいは対話式に発行することができます。 これは、DYNAMICRULES の実行動作がパッケージに効力を持つ場合にのみ、動的に準備できる実行可能ステートメントです (SQLSTATE 42509)。

許可

このステートメントの許可 ID が保持する特権には、以下のいずれかの権限が含まれている必要があります。
  • DBADM 権限
  • SQLADM 権限

構文

Read syntax diagramSkip visual syntax diagramALTER EVENT MONITORevent-monitor-name ADD LOGICAL GROUP1evm-group(target-table-options)
target-table-options
Read syntax diagramSkip visual syntax diagram23TABLEtable-nameINtablespace-namePCTDEACTIVATEinteger
Notes:
  • 1 A logical group can be added only to TABLE event monitors (not UNFORMATTED EVENT TABLE event monitors).
  • 2 Each clause can be specified only once.
  • 3 Clauses can be separated with a space or a comma.

説明

イベント・モニター名
event-monitor-name は、現行サーバーに存在し、TABLE のイベント・モニター・データのターゲットがあるイベント・モニターを指定していなければなりません。
ADD LOGICAL GROUP
論理グループを、TABLE データのターゲットがあるイベント・モニターに追加します。
evm-group
ターゲット表を追加する対象の論理データ・グループを指定します。 以下の表に示されているように、値はイベント・モニターのタイプに基づいて異なります。
表 1. イベント・モニターのタイプに基づく evm-group の値
イベント・モニターのタイプ evm-group 値
データベース
  • DB
  • CONTROL1
  • DBMEMUSE
  • テーブル
  • CONTROL1
デッドロック数
  • CONNHEADER
  • デッドロック
  • DLCONN
  • CONTROL1
詳細なデッドロック
  • CONNHEADER
  • デッドロック
  • DLCONN2
  • DLLOCK3
  • CONTROL1
詳細な履歴のあるデッドロック
  • CONNHEADER
  • デッドロック
  • DLCONN2
  • DLLOCK3
  • STMTHIST
  • CONTROL1
詳細な履歴値のあるデッドロック
  • CONNHEADER
  • デッドロック
  • DLCONN2
  • DLLOCK3
  • STMTHIST
  • STMTVALS
  • CONTROL1
表スペース
  • TABLESPACE
  • CONTROL1
バッファー・プール
  • BUFFERPOOL
  • CONTROL1
接続
  • CONNHEADER
  • CONN
  • CONTROL1
  • CONNMEMUSE
ステートメント
  • CONNHEADER
  • STMT
  • SUBSECTION4
  • CONTROL1
トランザクション
  • CONNHEADER
  • XACT
  • CONTROL1
アクティビティー
  • ACTIVITY
  • ACTIVITYMETRICS
  • ACTIVITYSTMT
  • ACTIVITYVALS
  • CONTROL1
統計
  • QSTATS
  • SCSTATS
  • SCMETRICS
  • WCSTATS
  • WLSTATS
  • WLMETRICS
  • HISTOGRAMBIN
  • CONTROL1
しきい値違反
  • THRESHOLDVIOLATIONS
  • CONTROL1
ロッキング5
  • LOCK
  • LOCK_PARTICIPANTS
  • LOCK_PARTICIPANT_ACTIVITIES
  • LOCK_ACTIVITY_VALUES
  • CONTROL1
パッケージ・キャッシュ5
  • PKGCACHE
  • PKGCACHE_METRICS
  • CONTROL1
作業単位5
  • UOW
  • UOW_METRICS
  • UOW_PACKGE_LIST
  • UOW_EXECUTABLE_LIST
  • CONTROL1
変更履歴
  • CHANGESUMMARY
  • EVMONSTART
  • TXNCOMPLETION
  • DDLSTMTEXEC
  • DBDBMCFG
  • REGVAR
  • UTILSTART
  • UTILSTOP
  • UTILPHASE
  • UTILLOCATION
  • CONTROL1

1 論理データ・グループ dbheader (conn_time エレメントのみ)、開始およびオーバーフローは、すべて CONTROL グループに書き込まれます。 イベント・モニターがブロック化されておらず、イベントが破棄された場合に、 オーバーフロー・グループが書き込まれます。

2 DETAILED_DLCONN イベントに相当します。

3 各 DETAILED_DLCONN イベント内で発生する LOCK 論理データ・グループに相当します。

4 パーティション・データベース環境に対してのみ作成されます。

5 このイベント・モニター・タイプのフォーマット設定イベント表のバージョンを指します。

TABLE テーブル名
ターゲット表の名前を指定します。 ターゲット表は、非パーティション表でなければなりません。 名前が非修飾の場合、表スキーマは CURRENT SCHEMA 特殊レジスターの値にデフォルト設定されます。 名前が指定されない場合、 非修飾名は evm-group および event-monitor-name から以下のように派生されます。
   substring(evm-group CONCAT '_' 
      CONCAT event-monitor-name,1,128)
IN 表スペース名
表を作成する表スペースの名前を指定します。 表スペース名を指定しない場合、CREATE TABLE ステートメントを使用して表スペース名を指定しないで表が作成される場合と同じプロセスで表スペースが選択されます。

アクティビティー、ロック、パッケージ・キャッシュ、または作業単位のイベント・モニターの表スペース名を指定する際には、表スペースのページ・サイズは、使用される INLINE LOB の長さに影響を及ぼします。 したがって、イベント・モニターの INSERT パフォーマンスを向上させるには、可能な限り大きなページ・サイズを持つ表スペースを指定することを考慮してください。

PCTDEACTIVATE 整数
表が DMS 表スペースに作成される場合には、PCTDEACTIVATE は、どの程度表スペースが満たされた時点でイベント・モニターが自動的に非活動化されるかを指定します。 パーセンテージを表す値は、0 から 100 の範囲で指定可能です。 デフォルト値は 100 です (表スペースが完全にいっぱいになるときにイベント・モニターが非活動化されることを意味します)。 SMS 表スペースの場合、このオプションは無視されます。 ターゲット表スペースで自動サイズ変更が使用可能になっている場合には、PCTDEACTIVATE を 100 に設定することをお勧めします。

  • システム・カタログの変更が有効になる時点: 変更はシステム・カタログに書き込まれますが、その変更がコミットされるか、イベント・モニターが再びアクティブ化されるまでは有効になりません。

イベント・モニター ACT で ACTIVITYMETRICS グループが欠落しています。 このイベント・モニターを変更し、このグループを追加して表名「ACTMETRICS」を付けます。

   ALTER EVENT MONITOR ACT
      ADD LOGICAL GROUP ACTIVITYMETRICS TABLE ACTMETRICS