ALTER PERMISSION ステートメント

ALTER PERMISSION ステートメントは、現行サーバーに存在する行権限を変更します。

呼び出し

このステートメントは、アプリケーション・プログラムに組み込むか、あるいは対話式に発行することができます。 これは、DYNAMICRULES 実行動作が暗黙的または明示的に指定された場合のみ、動的に準備できる実行可能ステートメントです。

許可

このステートメントの許可 ID が持つ特権には、SECADM 権限が含まれている必要があります。

構文

Read syntax diagramSkip visual syntax diagramALTER PERMISSIONpermission-name ENABLEDISABLE

説明

許可名
これは変更する行権限の名前です。 名前は、現行サーバーに既に存在する行権限を指定するものでなければなりません (SQLSTATE 42704)。 この名前は、データベース・マネージャーによって暗黙的に作成されるデフォルトの行権限を指定するものであってはなりません (SQLSTATE 428H9)。
ENABLE

行権限を使用可能に設定します。 表の行レベルのアクセス制御が現在アクティブになっていない場合、行権限は、表の行レベルのアクセス制御がアクティブになるときに有効になります。 表の行レベルのアクセス制御が現在アクティブになっている場合、行権限はただちに有効になり、この表を参照するすべてのパッケージと動的キャッシュ・ステートメントは無効になります。

行権限が使用可能として既に定義されている場合、ENABLE は無視されます。

DISABLE

行権限を使用不可に設定します。 表の行レベルのアクセス制御が現在アクティブになっていない場合、行権限は、表の行レベルのアクセス制御がアクティブになるときに無効のままとなります。 表の行レベルのアクセス制御が現在アクティブになっている場合、行権限はただちに無効になり、この表を参照するすべてのパッケージと動的キャッシュ・ステートメントは無効になります。

行権限が使用不可として既に定義されている場合、DISABLE は無視されます。

例

  • 例 1: 権限 P1 を使用可能に設定します。
    ALTER PERMISSION P1 ENABLE
  • 例 2: 権限 P1 を使用不可に設定します。
    ALTER PERMISSION P1 DISABLE