ARRAY_FIRST スカラー関数
ARRAY_FIRST 関数は、配列の最小の配列指標値を戻します。
スキーマは SYSIBM です。
- 配列式
- 配列タイプの SQL 変数、SQL パラメーター、またはグローバル変数、または配列タイプに対するパラメーター・マーカーの CAST 指定。
結果のデータ・タイプは、配列指標のデータ・タイプで、通常配列の場合は INTEGER です。 array-expression が NULL ではなく、配列のカーディナリティーがゼロより大きいと、結果の値は最小の配列指標値で、通常配列の場合は 1 です。
結果は NULL 値になることがあります。array-variable が NULL か、配列のカーディナリティーがゼロである場合、結果は NULL 値になります。
例
- 通常配列変数
SPECIALNUMBERS
の最初の指標値を SQL 変数E_CONSTIDX
に返します。
結果は、1 です。SET E_CONSTIDX = ARRAY_FIRST(SPECIALNUMBERS)
- 連想配列変数
PHONELIST
があり、その指標値と電話番号は、'Home' が '4163053745'、'Work' が '4163053746'、'Mom' が '416-4789683' であるとします。この配列内の最小の指標値をX
という名前の文字ストリング変数に割り当てます。SET X = ARRAY_FIRST(PHONELIST)
X
には値 'Home' が割り当てられます。 指標値 'Home' に関連付けられたエレメント値にアクセスし、SQL 変数NUMBER_TO_CALL
に割り当てます。SET NUMBER_TO_CALL = PHONELIST[X]