LEAST スカラー関数
LEAST 関数は、値の集合の最小値を戻します。
スキーマは SYSIBM です。
- expression
- 他の引数のデータ・タイプと比較可能な、組み込みデータ・タイプまたはユーザー定義データ・タイプの値を返す式。 LOB、LOB に基づく特殊タイプ、XML、配列、カーソル、行、または構造化タイプのデータ・タイプを使用することはできません。
結果
この関数の結果は最小の引数値となります。 少なくとも 1 つの引数が NULL になる可能性がある場合、 結果が NULL になる可能性があります。 つまり、引数のいずれかが NULL の場合、結果は NULL 値になります。
選択された引数は、必要に応じて結果の属性に変換されます。 結果の属性は、結果データ・タイプの規則
で説明されているように、すべての引数のデータ・タイプによって決定されます。
注
- LEAST スカラー関数は MIN スカラー関数の同義語です。
- LEAST 関数は、ユーザー定義関数の作成時にソース関数として使用することはできません。 この関数は、 すべての比較可能なデータ・タイプを引数として受け入れるので、ユーザー定義データ・タイプをサポートするための追加のシグニチャーを作成する必要はありません。
例
表 T1 に 3 つの列 C1、C2、および C3 があり、それぞれ順に 1、7、および 4 の値があるとします。 以下の照会を行うと、
SELECT LEAST (C1, C2, C3) FROM T1
1 が戻されます。列 C3 に 4 の代わりに値 NULL があると、この同じ照会で NULL 値が戻されます。