GETHINT スカラー関数
パスワード・ヒントが encrypted-data 内で見つかった場合、 GETHINT 関数をそのヒントを返します。
重要: GETHINT 関数は非推奨であり、将来のリリースでは使用されない可能性があります。
スキーマは SYSIBM です。
パスワード・ヒントとは、データ所有者がパスワードを思い出すのに役立つ語句です。 例えば 'Ocean' は、'Pacific' を思い出すヒントになります。 Unicode データベースでは、指定した引数が GRAPHIC ストリングであると、 まず文字ストリングに変換されてから、関数が実行されます。
- 暗号化データ (encrypted-data)
- 完全な、暗号化データ・ストリングである CHAR FOR BIT DATA または VARCHAR FOR BIT DATA 値を返す式です。 データ・ストリングは、ENCRYPT 関数を使って暗号化されたものでなければなりません (SQLSTATE 428FE)。
関数の結果は VARCHAR(32 OCTETS) です。 結果は NULL になることがあります。 ヒント・パラメーターが ENCRYPT 関数によって encrypted-data に追加されなかった場合、 または最初の引数が NULL の場合には、結果が NULL 値になります。
例
この例では、暗号化パスワード 'Pacific' を思い出すことができるよう、ヒント 'Ocean' が保管されます。
INSERT INTO EMP (SSN) VALUES ENCRYPT('289-46-8832', 'Pacific','Ocean');
SELECT GETHINT(SSN)
FROM EMP;
返される値は 'Ocean' です。