RENAME TABLESPACE ステートメント

RENAME TABLESPACE ステートメントは、既存の表スペースの名前を変更します。

呼び出し

このステートメントは、アプリケーション・プログラムに組み込んだり、動的 SQL ステートメントを使用して発行したりすることができます。 これは、DYNAMICRULES の実行動作がパッケージに効力を持つ場合にのみ、動的に準備できる実行可能ステートメントです (SQLSTATE 42509)。

許可

このステートメントの許可 ID が持つ特権には、SYSCTRL または SYSADM のいずれかの権限が含まれている必要があります。

構文

Read syntax diagramSkip visual syntax diagramRENAMETABLESPACEsource-tablespace-name TOtarget-tablespace-name

説明

ソース表スペース名
1 つの部分からなる名前で、名前を変更する既存の表スペースを指定します。 これは、SQL ID です (通常 ID または区切り ID)。 表スペース名は、 カタログ内に既に存在している表スペースを識別するものでなければなりません (SQLSTATE 42704)。
ターゲット表スペース名
表スペースに 1 つの部分からなる新しい名前を指定します。 これは、SQL ID です (通常 ID または区切り ID)。 新しく指定する表スペース名は、 カタログ内に既に存在する表スペースを識別するものであってはならず (SQLSTATE 42710)、 また、SYS から始まる名前を指定することもできません (SQLSTATE 42939)。

ルール

  • SYSCATSPACE 表スペースの名前を変更することはできません (SQLSTATE 42832)。
  • 「ロールフォワード・ペンディング」または「ロールフォワード進行中」 状態の表スペースの名前は変更できません (SQLSTATE 55039)。

注

  • 表スペースの名前を変更すると、 表スペースの最短のリカバリー時間が、名前変更の行われた時点に更新されます。 これにより、表スペースのレベルでロールフォワードを実行すると、 最低でもこの時点までロールフォワードされることになります。
  • バックアップの作成後にバックアップ・イメージで名前の変更を行った場合は、 バックアップ・イメージから表スペースをリストアするときに、 新しい表スペース名を使用する必要があります。

例

表スペースの名前 USERSPACE1 を DATA2000 に変更します。
   RENAME TABLESPACE USERSPACE1 TO DATA2000