TIMESTAMPDIFF スカラー関数

2 つのタイム・スタンプ間の差に基づいて、最初の引数によって定義されたタイプのインターバル数の見積もりが戻されます。

スキーマは SYSIBM です。 LEFT 関数の SYSFUN バージョンは引き続き使用可能です。

numeric-expression

組み込み INTEGER または SMALLINT データ・タイプの値を戻す式。有効な値は次の表に定義されているインターバルを表します。

表 1. インターバルの有効値
値	間隔
1	マイクロ秒
2	秒
4	分
8	時間
16	日
32	週
64	月
128	四半期
256	年

ストリング式

組み込み CHAR または VARCHAR データ・タイプの値を戻す式。この値は、2 つのタイム・スタンプの減算を行い、その結果を CHAR に変換した結果となることが予想されます。値が CHAR データ・タイプでも VARCHAR データ・タイプでもない場合、その値は関数を評価する前に暗黙的に VARCHAR にキャストされます。 Unicode データベースでは、指定した引数が GRAPHIC ストリングであると、まず文字ストリングに変換されてから、関数が実行されます。

正/負符号がある場合、これはストリングの先頭文字です。以下の表では、文字ストリング持続期間のエレメントを説明します。

表 2. TIMESTAMPDIFF ストリング・エレメント
ストリング・エレメント	有効値	小数点からの文字位置 (負は左方)
年	1 から 9998 またはブランク	-14 から -11
月	0 から 11 またはブランク	-10 から -9
日	0 から 30 またはブランク	-8 から -7
時間	0 から 24 またはブランク	-6 から -5
分	0 から 59 またはブランク	-4 から -3
秒	0 から 59	-2 から -1
小数点	期間	0
マイクロ秒	000000 から 999999	1 から 6

関数の結果として、2 番目の引数と符号が同じ INTEGER が生成されます。結果は NULL になる可能性があります。引数が NULL の場合、結果は NULL 値になります。

戻り値は、以下の表に示されているように、インターバルごとに決定されます。

表 3. TIMESTAMPDIFF 計算
結果として生成されるインターバル	期間エレメントを使用した計算
年	年
四半期	(月 + (年 * 12)) / 3 の整数値
月	月 + (年 * 12)
週	((日 + (月 * 30)) / 7) + (年 * 52) の整数値
日	日 + (月 * 30) + (年 * 365)
時間	時 + ((日 + (月 * 30) + (年 * 365)) * 24)
分 (期間の絶対値は 40850913020759.999999 を超えてはなりません)	minutes + (hours+((days+(months30)+(years365))24))60
秒 (期間の絶対値は 680105031408.000000 より小さくなければなりません)	秒 + (分 + (時間 + ((日 + (月 30) + (年 365))24))60 )*60
マイクロ秒 (期間の絶対値は 3547.483648 より小さくなければなりません)	マイクロ秒 + (秒 + (分 * 60)) * 1000000

以下の前提事項が、差の見積もりに使用されます。

1 年は 365 日である。
1 カ月は 30 日である。
1 日は 24 時間である。
1 時間は 60 分である。
1 分は 60 秒である。

上記の前提は、2 番目の引数の情報を最初の引数で指定されたインターバル・タイプに変換する際に使用されます。戻される見積もりが、日数によって異なる場合があります。例えば、 '1997-03-01-00.00.00' と '1997-02-01-00.00.00' の差の日数 (インターバル 16) が要求された場合、結果は 30 になります。これは、タイム・スタンプ相互間の差は 1 カ月であり、 1 カ月は 30 日であるという前提が適用されるからです。

例

以下の例は、2 つのタイム・スタンプにはさまれた分数である 4277 を戻します。

   TIMESTAMPDIFF(4,CHAR(TIMESTAMP('2001-09-29-11.25.42.483219') -
     TIMESTAMP('2001-09-26-12.07.58.065497')))